2005年11月25日

さおだけ屋

 春先に話題になった「さおだけ屋はなぜつぶれないのか」という本を、今更ながら読みました。内容そのものは非常に面白く、主題である「会計の初歩」としてはもちろん、ギャグの小ネタ集としても楽しむ事ができる、お得な一冊でした。
 ただ、それとは別に驚いたのは、表題にもなっている「さおだけ屋」についての「常識」でした。著者は「自分はさおだけ屋から買った事はないし、身近にもそのような経験をした人はいない」と断言しています。確かに、文中にあるように、「実際にさおだけが必要ならば、さおだけ屋を待たずに、ホームセンターなどに買いに行くのが普通」というのは間違っていないと思います。
 しかし、実際問題として、我が家のベランダにかかっている「さおだけ」は、ここに引っ越した直後に嫁さんと家の物を整えている時に、通りかかった「さおだけ屋」から買ったものです。あと、小さい頃、親が「さおだけ屋」から緑色の「さおだけ」を買ったのを見た記憶がおぼろげながらあります。というわけで、「普通、人はさおだけ屋からさおだけを買わない」という大前提が書かれていた事は、私にとってはちょっとした衝撃でした。

2005年11月25日 22:36