2005年11月22日

プレーオフとドラフト

[ 野球 ]

 昨日の話ですが、パリーグのプレーオフ制度が一部改定されました。まず、上位球団には必ず1勝のアドバンテージがつく事に。これにより、最大でも4試合となりました。さらに、第2ステージはこれまで全試合が1位球団の本拠地で行われていたのが、後半2試合が2位球団の本拠地という事になりました。また、「1位と2位が同率の場合は、3位にプレーオフ出場権がなくなる」という規定も廃止になりました。
 その一方、ホークスなどが求めていた、日本シリーズ出場の有無を問わず、勝率1位球団には「優勝」という称号を与える、というのは「2007年から実施予定のセリーグのプレーオフ制度の様子を見て」という感じで、とりあえず、2006年は保留みたいな形になりました。

 基本的には今回の改正には賛成です。さらに欲を言えば、10ゲーム以上の差がついた場合は、もう1勝くらいアドバンテージを増やしてもいいのでは、とも思いますが。まあ、今回は、セリーグが実施予定のプレーオフとの兼ね合いもあるので、とりあえず暫定的な改善にとどめ、正式な「新プレーオフ」は2007年から決めればいいと思っています。
 なお、その改正においては、ホークス案の「1位はリーグ優勝」を前提に、試合間隔などで1位球団も2位以下の球団も同一の条件での開催。場合によっては別リーグ同士が当たってもいいかと思います。こうすれば、12球団全体で見て、片方のリーグの2位球団がもう片方のリーグの1位球団よりチーム力がある場合、同一リーグでの「日本シリーズ」の開催の可能性も出てきます。それはそれで面白いのでは、とも思っています。

 あと、大卒・社会人ドラフトも先週末に行われました。私はアマチュア球界の事はほとんど分かりません。したがって、マリーンズの今年のドラフトについても成功なのか失敗なのか見当もつきません。もちろん、最終的な成功・失敗がわかるのは、もっと先の話になるわけですが・・・。ただ、ニュースを見た時、ウェーバー制により、意中の選手を指名できなかったある球団の監督が、取った選手の事を言わずに、「目標としていた選手が取れなかった」と言っていたのは、ちょっとどうかと思いましたが。もっとも、全体の発言のうち、その部分だけ切り取って報道している可能性もあるので、その監督は・・・と断言はできませんが。
 また、地元球団入りを熱望していた社会人の投手が、これまたウェーバーの関係で、「指名お断り」をしていた球団に指名された、という事がありました。基本的に、私はこういう場合、「指名された球団に入るべきだ」と考えます。ただ、その球団の育成方針が極端で、下位指名で獲得した投手は飼い殺しにするか潰すケースが多い、という過去の例があるだけに、この件については、選手の意思を通すべきかも、とも思いました。

2005年11月22日 01:32