2005年10月11日

分類

 野村総研がオタクの実態とビジネス的価値に関する調査研究を発表しています。なんか、「旅行」や「ファッション」までも「オタク」でくくられると、「オタク」という言葉の出始めた頃を知っている者としてはかなりの違和感があるのですが、これも「時代」というものなのでしょうか?
 なお、この分類では、オタクを「家庭持ち仮面」「わが道を行くレガシー」「情報高感度マルチ」「社交派強がり」「同人女子系」などと、えらく分かりにくい言葉で分けています。一見、分かりやすそうな「同人女子系」も、「アキバ系」「萌え系」が含まれるなどと書かれると、かなり難解です。
 世の中の「オタク」で、自分は上の分類で、「○○系」にピッタリあてはまる、という人はどのくらいいるのでしょうか。むしろ、それぞれの「系」が何割かずつ組み合わさって、それぞれの「オタク」を構成している人のほうが多いのでは、と思いました。
 まあ、分析する方の視点と分析されるほうの考えが異なるのはしかたないのでしょうが。

2005年10月11日 23:51