2005年07月25日

一合

 話題になった吾妻ひでお氏の「失踪日記」を今更ながら読みました。大別すると「ホームレス編」「配管工編」「アル中編」となります。最初の二つももちろん興味深く読みましたが、「アル中編」は特に現実感を持って読みました。
 別に大酒呑みなわけでもなく、年に一度の健康診断でも「γ-GTP」とかいう、飲みすぎの指標も常に正常値です。とはいえ、やはりほとんど毎日酒を飲んでおり、しかもちょうど昨日、二日酔いの数歩手前になるほどに飲みすぎたので、作品で描かれている作者を始めとするアル中患者がやけに身近に感じられてしまいました。
 ところで、読んでいて自分が酒量をあらわす「合」という単位をこれまで認識していなかった事に気づきました。もちろん、米を炊く時には「一合」というふうに使っているので、量がだいたい計量カップ一杯分だという事は知識としてあったのですが、それは「米炊き専用の単位」という事に自分の頭でなっており、酒を飲む時には考えていなかったのです。
 普段の晩酌を思い出した結果、自分の平均酒量は1日にビール650ccプラス焼酎一合といったところ。吾妻氏は「15年間ウイスキーか焼酎を一日五合」だったわけですから、大差とはいえます。しかし、数字にしてみると、やはりちょっと多いかな、と気にもなりました。というわけで、急遽、今日は「休肝日」にすることに決めました。

2005年07月25日 23:53