2005年07月22日

マリーンズ勢、打率・防御率ともゼロ

[ 野球 ]

 今日は所沢でオールスター第1戦が行われました。城島捕手の怪我が完治していない事もあり、スタメンは火曜以来の出場となる里崎捕手でした。マリーンズ勢は他に西岡選手がスタメン。こちらも一昨日の試合は出ていません。このあたり、今季のマリーンズらしさがよく出ています。
 先発はパが松坂投手でセが上原投手です。確かに実力的には両リーグを代表する投手ですが、今季はともに援護に恵まれなかったりで黒星が先行しています。その成績通り(?)松坂投手は初回に1死1・2塁から清原選手のフライが天井に当たって適時打になって先制され、その裏、上原投手は小笠原選手にソロを打たれます。さらに、松坂投手は2回も四球と連打で無死満塁とし、金城選手の適時内野安打で勝ち越されました。
 パは3回から清水直行投手が登板。一安打されますが、併殺で切り抜け、3人で片付けます。その裏から登板の藤井投手に対し、川崎選手の三塁打から始まって、礒部選手・松中選手・和田選手といったまさしく各チームの「顔」といった選手が適時打を放ち、パリーグが3点取って逆転します。交流戦終了後、清水直投手は3試合登板して、援護は計3点。それが1イニングで入ってくるのですから、さすが「全パ」は違います。

 清水直投手は4回を3人で抑え、その裏、礒部選手の二打席連続適時打で1点追加し、パが5対2とリード。清水直投手は勝ち投手の権利を得て降板します。しかし、続く3番手で上がった西口投手が簡単に二死を取った後ソロを打たれます。さらに6回には鳥谷選手・藤本選手のタイガース陣の連打などで1死満塁とし、青木選手の内野ゴロで1点、さらにここまで2安打の金城選手に適時二塁打が出て、一気にセリーグが勝ち越しました。
 セリーグは6回に藤川投手、7回から石井投手・岩瀬投手・クルーン投手と各球団の中継ぎエース・クローザーが1回ずつ出てくるというオールスターならではのリレーで、パリーグを6回以降1安打に抑えます。
 一方、パリーグは7回から渡辺俊介投手が、9回からは小林雅英投手が登板。ともに安打はされましたが、得点は許さず、清水直投手とあわせ、マリーンズ勢3人で5回を無失点に抑えました。8回には渡辺俊投手・里崎捕手のバッテリーで荒木選手の盗塁も刺しています。
 ただ、野手陣の方は、先発の里崎選手・西岡選手、途中出場のフランコ選手・李選手・福浦選手の計5人で10打数0安打、出塁は里崎選手の四球のみで打率ゼロでした。
 結局、中盤以降はともに投手が好投し、6対5でセリーグが逃げ切りました。
 ところで、5回裏に1死1塁から和田選手が本塁打性の当たりを放ちました。ところがこれを帽子で取ろうとした観客が弾き返す形になって二塁打。これが本塁打だったらパが勝っていただけに大きなプレイでした。特に今年からオールスターとフレッシュオールスターの計3試合で勝ち越したリーグのほうが、ドラフトのウェーバー指名の優先権が与えられるそうです。明日・明後日の結果次第では、この「帽子」が今年のドラフトに大きな影響を与えることになるかもしれません。
 なお、観客数は2万5千7百人ほどでした。

2005年07月22日 23:45