2005年07月21日

小ネタいろいろ

[ 野球 ]

 今日はオールスター前で試合がないので、雑感などをポチポチと書こうかと思います。

  1. 北海道の視聴率

     まずは職場の先輩から「『つれづれ』に載せるように」と指令(?)を受けたネタから。
     北海道でのプロ野球の視聴率において、ファイターズ戦が読売戦を上回ったそうです。移転から1年ちょっとですから、あっという間の「逆転」です。仙台を始めとする東北地区も近いうちにこうなるのでしょうか。

  2. 同じカードで1万7千人の差

     昨日まで神宮で行われたスワローズ対読売の平均観客数は2万人でした。半月前に東京ドームで行われた同カードの平均観客数は3万7千人です。両球場の最寄駅は電車で10分足らずのところにあります。違いといえば神宮が屋外だというところですが、昨日までの3連戦は雨の気配はほとんどありませんでした。にも関わらずこの1万7千人の差はどこから来るのでしょうか。
     今年になってからドラゴンズの主催試合を除いて「実数に近い観客数」が発表されるようになりました。昨年までに比べると一歩前進といったところですが、このような不思議な現象を見ると、やはり「有料入場者数」で発表したほうがいいのでは、と思えてきます。

  3.  クローズアップ現代

     今日のNHKで、バレンタイン監督の特集番組をやっていました。番組内で一番強調されていたのは、「失敗した選手を叱責しない。なぜなら、失敗した事は本人が一番よくわかっているからだ」という事だと思いました。実際、公式サイトの有料メルマガ等に掲載されるバレンタイン監督の言葉はそのような考えが伝わってくるものが多数あります。
     もちろん、そのような発言ができるのは、自らの仕事に確固たる自信があるからなのでしょうね。個人的な経験でも、能力がなければないほど、他人の失敗を執拗にあげつらい、自分の失敗には頬かむり、という傾向があります。
     話を戻しますが、小宮山投手や諸積選手のように、今季、華やかな活躍がほとんどできない位置にいる選手への心配りにも改めて感心させられました。今季、元エースであり元メジャーである小宮山投手の主な仕事は「敗戦処理」です。その理由として、小宮山投手は「若手がやっても何の意味もない仕事。一軍で敗戦処理をやるくらいなら、二軍で投げていたほうがいい」と言っていました。そういう事をバレンタイン監督と話し合い、今の仕事をこなしているわけです。もともと、小宮山投手は応援していましたが、改めて感心させられました。また、同じように守備固めが主な仕事である諸積選手も、「大好きなバレンタイン監督のためなら」みたいな事を言っていました。1995年の「第一次バレンタイン政権」の時に見出してくれた事をずっと覚えていた、というのもあるでしょうね。
     というわけで、いろいろといい場面が多かったのですが、最後のほうのアナウンサーとローソン社長がバレンタイン采配を論じる場面は全く無意味だったように思います。裏方を合わせても100人前後の現場スタッフを統括するプロ野球の監督と、全国にFC展開をするコンビニの総元締めでは、「人間を相手にして成功を求める」事以外に共通点などないと思うのですが。そんな暇があったら、もっと色々な選手のインタビューを流してほしいものです。まあ、NHKとしてもいろいろな商業的な事情があるのでしょうが。

  4. 広岡氏の監督論

     本屋の野球コーナーに行ったら、広岡達朗氏の「監督論」なる本が目に入りました。昨年のシーズン開幕前に出版されていたようです。目次を見たら1995年の第一次バレンタイン政権に関する項目があったので、そこだけ立ち読みしました。すると、ある意味予想通りですが、バレンタイン監督の手腕をボロクソに言っています。そして後半に勝って二位になったのは、自分が現場に出たおかげだ、みたいな事が書いてありました。
     それはいいのですが、ならばバレンタイン監督を解雇した翌年は優勝してしかるべきです。ところが、その1996年についてはわずか4行ほど。「江藤監督はデータにこだわり、力を発揮できなかった」程度で片付けています。ならばなぜ、昨年同様、自らが現場に出なかったのでしょうか。もちろん、それについては何も書いていません。となるとやはり、1995年の2位は誰のおかげか、という事になります。ある意味、語るに落ちる、という感じです。
     なお、その個所には、氏のお気に入りのコーチの名前は頻繁に出てきましたが、マリーンズの選手の名前は見当たりませんでした。これもまた興味深いところです。

2005年07月21日 23:55