2005年07月11日

猛反撃も一歩及ばず・・・

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは帆足投手と小林宏之投手が先発。マリーンズは、垣内選手と初芝選手をスタメンに入れる「対左打線」を約1ヶ月ぶりに組みました。
 1・2回とも先頭打者が安打で出塁しますが、後続がなく、先制できません。一方、2回裏、先頭のカブレラ選手が打った瞬間に分かる21号ソロ。これが来日200号で、これは日本プロ野球最速との事です。しかし、直後の3回表、福浦選手が安打で出て、暴投で二塁に進み、今日四番の里崎選手が、「四番としては初の適時打」を放ち、即座に追いつきます。
 小林宏投手は四死球が多く、本調子でない感じ。4回まで再三のピンチを凌いでいましたが、5回に先頭の和田選手にソロを打たれて勝ち越されます。直後の6回、昨日から8連続凡退だった先頭のパスクチ選手が初球を打ち、3月30日以来の安打となる二塁打で出塁します。しかし、ここからサブロー選手・垣内選手・初芝選手がいずれも初球打ちで凡退。なんと4球でこの回が終わっていました。先月の読売戦では機能した「対左打線」ですが、今日は不発に終わってしまいました。

 その裏、ライオンズも先頭の石井義選手が二塁打で出塁。こちらは犠打で着実に進めた後、四球をはさみ、細川選手の二塁ゴロで追加点が入ります。さらに小林宏投手は連続四球。なんとこの6回で5四球2死球という乱れぶりでした。ここで小林宏投手は降板し、小宮山投手に。しかし、和田選手を追い込んだものの、難しい球を掬われて2点適時打を打たれてしまいます。
 直後の7回表に福浦選手の2ランが出て2点差に迫りますが、その裏、二死一塁から小宮山投手が下位打線に連打され2失点。これで7対3と差が開いてしまいました。
 そして8回は森投手に抑えられ、むかえた9回には大沼投手が登板します。そして簡単に二死となりますが、続く西岡選手が約1ヶ月ぶりの猛打賞となる安打で出塁。さらに堀選手が粘って四球で出塁します。すると続く福浦選手が得意の右翼線二塁打で1点返し、さらに里崎選手にも二点適時打が出て、一気に一点差に迫ります。今日の里崎選手は四番の役割をきっちりこなしていました。
 この一発逆転の場面で代打に李選手が登場。最近は「ミスター2ラン」となっており、大いに期待できます。ライオンズは左の星野投手を投入。簡単に追い込まれますが、大きく外れたボールの後の4球目が李選手の足に当たります。
 ところが球審はこれを「よけていないから死球ではない」という判定。しかし、李選手は最初打ちにいっており、打球が体に近づいたのに気づいて回避する動作をしています。これが死球でなければ、清原選手の出塁率は激減すると思うのですが・・・。当然のバレンタイン監督の抗議もみのらず、判定はそのままで2-2で打ち直しとなり、李選手は二飛に倒れて試合終了となりました。
 かなり釈然としない終わり方ですが、終盤の粘りはかなり希望の持てるものでした。この勢いで、また昨年の夏のような猛反撃を期待したいものです。なお、今江選手は最後まで出番がなく、開幕からの連続出場が止まっています。観客数は1万2千4百人ほどでした。

2005年07月11日 23:28