2005年06月22日

後半戦初戦は黒星スタート

[ 野球 ]

 ちょうど交流戦終了時点で前136試合中68試合を消化したマリーンズ。3日あいての「後半戦開幕」は千葉でのファイターズ戦となりました。
 先発はセラフィニ投手と金村投手。今日のセラフィニ投手は制球が良く、四球を出しません。一方、肘の違和感で久々の登板となった金村投手に対し、初回こそ三者凡退でしたが、それ以降は毎回走者を出します。しかし、2回には2死2・3塁で橋本選手の中前に抜けそうな鋭い当たりを金村投手が好捕し、先制機を逸します。
 そして3回に今季4試合目のスタメンとなった小谷野選手が先制のソロを放ちます。続く4回にも5試合ぶりのスタメンの田中幸選手の犠飛で追加点を挙げられます。このあたり、ヒルマン監督の起用が当たっている感じです。

 マリーンズも5回にこの日2つめの盗塁を決めた西岡選手を二塁において福浦選手が適時打を放って反撃します。しかし、それ以降はまた走者を出すものの後続がありません。セラフィニ投手も5・6回と三者凡退に抑え、7回も無死の走者を併殺で二死無走者としますが、そこから下位打線に連打され、大きな3点目を奪われます。
 7回からはすっかり中継ぎエースとなったマイケル投手が登板。8回1死1塁から李選手の一塁線を抜くかという当たりが、この試合2つめのライナーゲッツーになるなどの不運もあって得点を奪えません。結局2回から8回まで毎回走者を出して10安打しながら1点しか取れませんでした。最後は横山投手に抑えられ、結局1対3で敗戦。後半戦は黒星スタートとなりました。打ち崩せそうだった金村投手に粘り負けたといったところでしょうか。ファイターズは5連勝となっています。マリーンズの「3位マジック」は残り67試合で51のままでした。観客数は1万5千6百人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース対ドラゴンズは井川投手と野口投手が先発。井川投手は2・3回に1点ずつ取られますが、その後はドラゴンズ打線を無安打に抑えられます。一方、連続無失点中の野口投手に対し、タイガースは4回に矢野選手のソロで1点返し、5回に追いついた後、2死満塁から矢野選手が今度は2点適時打を放って逆転します。井川投手は7回を4安打4四球でしたが、好守もあって2失点で5勝目を挙げました。9回に久保田投手が連打で1点返されますが、その後の1死3塁の同点のピンチを連続三振で凌ぎ9セーブ目。観客数は2万3千9百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ホークスは朝井投手と杉内投手が先発。1回表にホークスが2点を取りますが、その裏、失策がらみで1点返し、2死1・3塁で打席にはトレーシー選手。防御率1点台の杉内投手対、5月頭に加入してから打点が通算2のトレーシー選手では勝負あったかと思ったのですが、何とそこで逆転3ランが出ます。
 その後、ホークスが好機を2回つぶしてむかえた5回表、朝井投手は無死1・2塁からバティスタ選手・松中選手を打ちとって2死とし、勝ち投手の権利まであと1アウトとします。しかし、城島選手を歩かせ、続くズレータ選手には0-3から2-3にしましたが、そこから逆転満塁本塁打を喫します。以下、6・7回にもホークスが追加点を挙げ、終わってみれば10対4で圧勝。杉内投手は勝数単独首位となる10勝目。4失点が失策がらみのため、自責点は0で防御率もまた下げました。観客数は1万1千1百人ほどでした。

 静岡のベイスターズ対読売は門倉投手とマレン投手が先発。昨年解雇された古巣に対し、マレン投手は「昨年とは違う。一番警戒すべき多村選手の対策もある」と言っていたそうですが、その多村選手は腰を痛めて欠場。対策は幻に終わりました。そして初回にベイスターズが4点を先制。5回に追いつかれた直後には制球を乱したマレン投手相手に1安打で2点を勝ち越します。さらに8回にはベイスターズが5点を追加。試合前に堀内監督はクルーン投手の対策として「出さなければいい」と言ったそうですが、確かにこれではクルーン投手は出ることができません。終わってみれば11対4の圧勝でした。観客数は1万4千4百人ほどでした。
 広島のカープ対スワローズは黒田投手とガトームソン投手が先発。初回に1点先制したスワローズが中盤にも打ち込み、黒田投手はまさかの5回6失点。その後も加点したスワローズが11対2で圧勝しました。観客数は8千人ほどでした。
 所沢のライオンズ対合併球団は松坂投手とJP投手が先発。ここまで完投するも援護がなくて負ける、というパターンの多かった松坂投手ですが、今日は5回までに6点の援護が入りますが自らは3失点で足の違和感もあって5回で降板します。しかし、打線はさらに得点を重ね、10対5でライオンズが勝ち、松坂投手は5勝目を挙げました。観客数は8千3百人ほどでした。

2005年06月22日 00:01