2005年06月20日

小林宏之投手、交流戦MVPに

[ 野球 ]

 交流戦優勝チームの選手から選ばれるMVPは小林宏之投手になりました。6登板して負けなしの5勝の上に、普段打席に立たないパの投手ながら10打数3安打(すべて二塁打)で3打点、というのも評価されたのかと思われます。実際に生中継で見たスワローズ戦の適時二塁打はまさに弾丸ライナーといった打球でした。本人も「打撃は好き」と公言しており、受賞インタビューでも「打撃ですかね」と冗談半分で言ったそうです。
 ちなみに特技は、足で打球を止める「足ワザ」と自ら言っています。実際、一昨年のファイターズ戦で、先発に転向した直後に見せた、足元の打球をスパイクの裏で「トラッピング」したのは、今でもよく覚えています。「三拍子揃った選手」と呼ばれる人はたくさんいますが、「投げる・打つ・足技」という三拍子が揃っているのはこの人くらいでしょう。ぜひとも秋にはもう一度打席での活躍も見たいものです。

 というわけで、明日からリーグ内対戦に戻るわけです。各所で書かれていますが、振り返ってみると、やはり「1ヶ月半で各カード6試合×6」の計36試合というのはどうか、と思いました。実際に中止になったのは6試合ほどでしたが、その陰には「普段なら中止なほどの雨の中で無理した行った試合」が少なからずありました。実際、一部の試合では、激しい雨の中、傘をさした観客が大変そうに見ている映像が何度か流れました。
 そのあたり、もう少し余裕を持った日程を組んでほしいものです。さらに言えば、やはりまとめて36試合ではなく、18試合ずつなり12試合ずつなり分けて開催したほうがいいのでは、とも思いました。
 そのあたりを工夫して、来年はより面白い交流戦にしてほしいものです。

 話は変わりますが、マリーンズの渡辺俊介投手が肘の違和感で登録抹消されました。病院には行かないとの事で、大事を取って先発を一回飛ばしただけ、という感じではありますが、やはり心配です。軽症である事を祈るのみです。

2005年06月20日 23:48