2005年06月02日

スパムの新手法

 職場に「そちらのメールアドレスから空メールが何通も来るのですが」という苦情(?)メールが来ました。一見、「ウイルスのアドレス詐称を知らない人の勘違いメール」みたいです。しかし、差出人名などを見ると、どうもスパム臭さみたいなものを感じました。しばらくすると、案の定、別のアドレス宛に、全く同じメールが届きました。
 これまでのスパムと違い、受信者の「下心」や「物欲」に訴えないような文面です。その分、警戒心が減ってつい返信する事を狙っているのかもしれません。そして一度でも返信すれば、お馴染みの宣伝メールが来るか、すぐには来なくても「カモ候補」としてそのメルアドが登録されるかのいずれかの結果が待っているわけです。
 日本語スパムが頻繁に来るようになって、さほど時間はたっていないようですが、その巧妙さ・悪質さは日々着実に進歩(?)しているようです。いつもながら、そのような事を考える頭があるなら、もっと有意義な事に使えないのか、と思う次第です。

2005年06月02日 23:49