2005年05月06日

漫画ではよくあるネタだけど

 あるコンピュータゲームソフト同士を対戦させるイベントに行きました。開始されてから15年ほどの伝統ある大会です。試合前、主催者の学者の方が、「優勝予想記事」を書いていました。過去の成績を科学的に分析した結果で、主観の類は一切入らないものです。
 ところが、1回戦でいきなり、その記事で優勝確率46%とされたソフトが優勝確率0%とされたソフトに負けてしまいました。昔の漫画では「コンピュータの分析だと勝つ確率は0だ」とか言われた主人公が勝つ、というのは定番ネタでした。しかし、現実に、しかも純然たるコンピュータだけの世界でそれに近い事が起きるとは思いませんでした。「勝負」というのは面白いものです。
 なお、蛇足ですが、ここでの数字は「優勝確率」ですので、0%が46%に勝っても冒頭の分析が間違っていた事にはなりません。念のため。

2005年05月06日 23:32