2005年04月10日

好投と集中打で5連勝

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対ファイターズは小林宏之投手と金村投手が先発。今日のユニフォームは通常タイプでした。昨年、サンデーユニを採用して以来、久々に日曜のマリンでの使用となります。試合前に、昨日好投した渡辺俊介投手がインタビューで「昨日は、初登板で勝ったゲンをかついで法被にした」と言っていました。その代わりに今日は通常ユニ、という事なのでしょうか。
 さて、試合のほうは両先発投手が好投。小林宏投手は5回まで完璧に抑えました。また、守備陣も大塚選手・ファイターズの新庄選手・古城選手が好守を連発して投手を盛りたてます。特に、今日はかなりの風速11mの強風で、数キロ内陸部に行った我が家でも窓を閉めていても風の音が聞こえるほど。しかし、そのような中、序盤は守備の乱れもありませんでした。

 そして6回表、先頭は打率1割台のアルモンテ選手。解説の黒江氏も「昨年、3Aで3割打ったらしいですが・・・。マリーンズなら出番はないですね」と言っていたのですが、なぜか小林宏投手は四球を出してしまいます。さらに、アルモンテ選手は盗塁します。タイミングはアウトに見えましたが、送球がそれてセーフに。そして内野ゴロの間に3塁に進み、続く中島選手のチーム初安打が適時打となり、ファイターズが先制しました。
 その裏も抑えられ、ここのところ好調な打線も6回を3安打無四球で0点。点の取られ方が悪かったので、流れが悪いかと思ったのですが、7回に先頭のベニー選手のフライが風に流されて2塁打に。それに李選手が安打で続き、フランコ選手の適時打で同点とします。続く橋本選手はバントをファウルに。それを見た解説の黒江氏は「里崎選手もいることだし、ここはバント用の代打を出す手もある」と言ったのですが、その直後に橋本選手は右中間を抜く勝ち越し適時二塁打を放ちました。今日の黒江氏の言う事は基本的に正しいのですが、なぜか裏目に出る、という感じでした。そして西岡選手にも適時打が出て、この回5安打で4点を取りました。続く8回にもこの3連戦でここまで無安打だった今江選手の適時打でダメ押ししました。
 小林宏投手は7・8回も完全に抑え、9回に中島選手に二本目の安打を打たれるも後続は絶ち、9回2安打1四球1失点で完投勝ちをしました。これでチームは5連勝。今季初の3連戦3連勝も達成しています。観客数は1万8千3百人ほどでした。

 大阪ドームの合併球団対イーグルスは川越投手とラス投手が先発。初回にイーグルスが先制するも、その裏すぐ逆転。中盤も合併球団が追加点を挙げます。しかし9回に3点差で登板した山口投手が乱調。安打と連続四球で1死満塁とし、降板します。しかし、急遽救援した菊地原投手が内野ゴロの間に1点取られたものの、後続を絶ち、合併球団が勝ちました。菊地原投手はプロ初セーブです。観客数は1万5千9百人ほどでした。
 福岡ドームのホークス対ライオンズは馬原投手と西口投手が先発。連勝しているライオンズが初回に先制しますが、2回に4安打でホークスが追いつきます。そして3回には、先ほどズレータ選手が得意の3ランで勝ち越し。8回のピンチも三瀬投手が凌いで、4対1でホークスが勝ち、連敗を3で止めました。観客数は2万8千9百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対ベイスターズは能見投手と吉川投手が先発。能見投手は7回を3安打1四球無失点と好投します。しかし、打線は8回まで10安打しながら吉川投手・加藤投手から点が取れません。8回にはシーツ選手の意表のバント安打で1死1・2塁としますが、そこも得点に結びつきませんでした。
 そして0対0で迎えた9回表、この回から登板のウイリアムス投手がいきなり連続二塁打で失点します。さらに1死3塁となってピッチャーゴロに。三塁の野中選手が挟まれますが、最後は空タッチになり本塁へ。ところが審判の判定はアウトでした。VTRを見ると、審判は「タッチ」の瞬間が見れない立ち位置にいました。結果的にこれは流れを大きく変える判定でした。
 その裏、ベイスターズは佐々木投手が登板。先頭の鳥谷選手は打ち取りますが、続く矢野選手は右中間に大飛球。しかしこれを金城選手が好捕しました。これで久々のセーフかと思われたのですが、代打の町田選手が安打。赤星選手も続き、盗塁もあって2死2・3塁とします。そして藤本選手が左中間に逆転サヨナラ打を放ち、試合は決まりました。佐々木投手は早くも今季2回目のサヨナラ負け。大差の登板を除けば5連続でのセーブ失敗となりました。現状ではちょっとリリーフエースは難しそうです。なお、観客数は4万7千2百人ほどでした。

 広島のカープ対スワローズは大竹投手と石堂投手が先発。2回に打者一巡で5点を取ったカープが反撃を3点に抑えて5対3で勝ちました。古田選手は1安打で2000本まで残り9としています。観客数は9千8百人ほどでした。
 17時開始となった東京ドームの読売対ドラゴンズは後藤光貴投手と山本昌投手が先発。移籍後初登板となった後藤投手は初回に制球の定まらず、押出などでドラゴンズが2点先制します。6回にも3点追加して大差に。そして2番手でこれまた開幕直前に緊急トレードされて初登板となった伊達投手が出てきますが、8回に打ち込まれますて計10点。
 一方、山本昌投手は7回を3安打1四球で無失点。大差にもかかわらず、平井投手・岩瀬投手とつぎ込んだドラゴンズが10対0で圧勝し、連敗を3で止めました。観客数は4万2千3百人ほどでした。

2005年04月10日 21:08