2005年01月08日

ゲームというよりも

本日の更新・翔みならブログめもちょう

 大学教授が、どのような種類のゲームを子供にやらせると攻撃性が増加するかを調べたところ、悪者が暴れまわるテレビゲームより、かっこいいヒーローが敵を倒すゲームの方が、むしろ子どもの攻撃性を高める可能性があるという結論に達した、という記事がありました。その教授は「かっこいい正義の味方だと、プレーヤーが自己同一視しやすいため」と分析しているとのことです。
 要は、一度自分を「正義」だと定義すると、自己の行動の善悪が判断する能力が低下する、という事なのでしょう。
 この推論自体は私も非常に賛成できます。ちょっと情報を集めると、その類の人はいくらでも出てくるからです。たとえば、NHKの受信料集金人が家に来たら、胸ぐらをつかんで「会長を辞めさせろ」と迫った輩がいたとか。こんなのも、「NHK報道」を見ているうちに、「NHKは悪だ→NHKをやっつける行為は正義だ→だから自分の行為も正義だ」などという思考回路のもとで、傍から見ると異常極まりない言動を堂々と取れるのでしょうね。(参考・確かに非は向こうにあるのだが(12月12日記
 とりあえず言える事は、この調査は「ゲーム」にとらわれずに、幅広く行ってほしいものです。特に「購読新聞」「よく行くサイト」「学校が採用している歴史教科書」などで調べてほしいと、個人的に思う次第です。

2005年01月08日 23:27