2004年12月15日

かつての「盟主」が・・・

[ 野球 ]

 20年前、読売の選手はさまざまなTV広告に出ていました。一方、その読売を倒して「球界の新盟主」を目指していた西武球団は、選手の広告出演を禁止していました。そして、「出演料の分は年俸で」と言って、主力選手に高額の年俸を払っていました。
 それが今、読売選手のTV広告がゼロとなり、一方の西武球団は、親会社の不祥事並びに業績不振で、日本一になったにも関わらず「厳冬更改」に。
 原因はいろいろあるのでしょう。これも時代の流れなのでしょうね。個人的には、もう「球団の盟主」という考え方そのものが時代遅れなのだと思っています。

 ところで、岩隈投手の移籍問題について、パリーグ会長からの「強い要望」が出ました。なんでも、1年間、合併球団で公式戦を戦って、1年後には本人の意思を尊重して、トレードも頭において球団と話し合ってほしいとの事。規定により、「将来の移籍を前提とした契約」はできないはずですから、要は「とにかく合併球団でプレーしろ」という意味です。万が一、これに岩隈投手が従って不本意な1年間を過ごし、1年後に再度移籍を希望しても、合併球団は「話し合えとは言われたが、移籍を確約したとは言われていない」とゴネるのでしょう。そうしたらまた、「とりあえずもう一年プレーしてその後話しあえ」との「要望」を出すつもりなのでしょうか。
 さすがは、「リーグ消滅の危機」に即しても、あたかも他人事であるかのように振舞った「迷会長」なだけの事はあります。
 1ファンとしては、この会長に対し、「とりあえず辞任して、来年以降の事はもっとまともな人間に一任してくれ」と強く要望したいところです。

2004年12月15日 22:40