2004年11月10日

岩隈投手、快投

[ 野球 ]

 大阪ドームで行われた日米野球第5戦は岩隈投手とクレメンス投手が先発。2回に嶋選手とライオンズの中島選手の連続適時打で日本が4戦ぶりに先制します。
 投げては大阪近鉄バファローズのユニフォームでは最後の登板となる岩隈投手が素晴らしい投球。4回まで1四球無安打、5回に1安打を打たれるも、2併殺もあり、6回まで18人で片付けます。7回に先頭のレンジャーズのクロフォード選手に安打を打たれ、二盗・三盗とされ、さらに暴投で1点取られますが失点はそれだけ。結局7回を2安打1四球1失点で抑えました。
 3回以降はクレメンス投手も立ち直り、リリーフ陣も日本打線を抑えます。しかし日本投手陣も石井投手・五十嵐投手・三瀬投手のリレーで反撃を封じ、3対1でこのシリーズ初勝利を挙げました。とにもかくにも、岩隈投手の好投が大きかった試合でした。来季もぜひ、希望する球団で活躍してほしいものです。

 それにしても今日の中継は最低最悪。「99%引退」と言っているクレメンス投手の「最後の試合」と盛りあげようと必死なのですが、完全に空回りしています。ちなみに、クレメンス投手には日曜・火曜に続き、3試合連続してベンチ裏インタビュー。いったい、本人はどう思って同じような質問に3回も答えたのでしょうか。
 降板した後、試合前からの約束でクレメンス投手はサインしたグラブを上原投手にプレゼントするのですが、それをサインしている所からカメラが大写し。「感動のシーン」を演出しようとすればするほど、こちらは白けます。
 だいたい、仮に本当に今期限りでクレメンス投手が引退したとしても、「最後の登板」はプレーオフのカーズナルス戦なわけです。誰一人「11月10日の大阪ドームの登板を最後に引退した」などとは書かないでしょう。
 なお、このアナウンサー氏は、「ここまで全米が3連勝」などと今日が何試合目かも知らない事を露呈するセリフを連発し、最後まで改めませんでした。
 地上波の視聴率低下の最大の原因は「読売戦しか放映しない姿勢」にあるとは思っています。しかし、このような中継を見ると、「仮に12球団公平にやるようになっても・・・」とも思ってしまいます。

2004年11月10日 23:05