2004年10月24日

エースと選手会長の活躍で最終戦に

[ 野球 ]

 ドラゴンズが50年ぶりの日本一にあと1勝としてむかえたナゴヤドームの日本シリーズ第6戦。先発は山本昌投手と松坂投手、意外にもともに日本シリーズ未勝利です。
 1回表、このシリーズ好調の先頭・佐藤友選手がいきなり安打、続く赤田選手が送って、フェルナンデス選手の外野フライで3塁へ。そこでカブレラ選手の適時打が出て、ライオンズがソツなく先制します。
 一方、ドラゴンズは2回裏、リナレス選手の四球の後、谷繁選手がヒットエンドランを決めて1・3塁に。続く本シリーズ攻守とも好調の井上選手の内野安打で追いつきます。さらに4回にもまたリナレス選手・谷繁選手の連打で無死1・3塁とし、井上選手の連続適時打で1点勝ち越します。しかし、結局続く無死1・2塁以下の好機は松坂投手に抑えられます。
 毎回のように安打されながら、2回以降は無失点に抑えてきた山本昌投手ですが、6回表に、先頭のカブレラ選手に二塁打を打たれます。そして続く和田選手は2-1と追い込まれた後ファウルで粘り、10球目をレフトスタンドへ逆転2ラン。一昨日の「緩慢返球」の汚名を返上します。さらに平尾選手が三塁打を打ち、山本昌投手は降板。ライオンズとしては突き放す好機でしたが、ここは第3戦で満塁本塁打を打たれた岡本投手が、これまた汚名返上の三者連続三振で追加点を与えません。
 松坂投手は5・6・7回を完璧に抑え、8回も四球を二つ出しますが無失点。結局8回を6安打2失点でした。一方、8回表には和田選手が二打席連続本塁打。9回は豊田投手が抑えて、4対2でライオンズが勝利。二年連続で第7戦にもつれこんでいます。

2004年10月24日 23:38