2004年10月13日

傘で急停車

[ 交通 ]

 朝、電車の中で寝ていたら、急制動で目が覚めました。立っていた人があやうく転ぶのをこらえたほどの急停止でした。ちょうど水道橋駅を出発しようとした直後で、外からはなにやらブザー音みたいなものが鳴り響いています。
 発車直後という事もあり、「飛び込み→そのまま停車→缶詰め」という最悪の状態を一瞬想像しました。しかし、1分後くらいに流れた車内放送によると、「扉に傘が挟まった状態で動き出したために、ホームの非常停止ボタンが押された」とのこと。幸いにもすぐに発車しました。
 普通に電車に乗っていて傘が扉に挟まる事はありませんから、乗降の際に無茶な行動があったのでしょう。実際、雨の日などに扉の近くにいると、閉まりかけた扉に傘を挟んで駆け込み乗車をしようとする人をたまに見ます。

 「駆け込み乗車はやめましょう」みたいな標語はしょっちゅう見ます。しかし、それに添えられているのがネコが尻尾を挟まれた絵だったりと、今ひとつ具体性を感じません。他の乗客にも迷惑な上に、本人にとってもも危険な行為なわけですから、「されると困ること」にせよ、「したらどんな迷惑が生じるか」にせよ、もっと具体的に表示したほうがいいのではないでしょうか。具体的な被害にあっただけに、より強く思いました。

2004年10月13日 23:43