2004年10月14日

あと一人

[ 野球 ]

 カープ対ベイスターズはカープの今期最終戦。カープにはすでに引退・移籍・退団が決まっている選手・コーチが何人かいます。しかし、試合は「お別れ試合」的にはなかなかなりませんでした。なぜならば、ベイスターズ先発の吉見投手が4回までパーファクト。5回に新井選手に四球を出したものの、すぐ併殺に打ち取り、その後もまたパーフェクト。そのまま1四球・24人で8回裏を終えたからです。これがカープ最後の打席となる、町田選手も代打で出場しましたが、最後の打席を飾れませんでした。
 そして9回裏、先頭の代打・浅井選手の打球は1・2塁間を抜けそうな当たりでしたが、北川選手が好捕してアウト。続く代打は、これがカープ最終打席となる西山選手でしたが、これまたショートゴロ。いよいよあと一人、カープにとっては史上最短間隔である「中9日でノーヒットノーラン2回」のピンチです。しかし、ここで福地選手が左中間にエンタイトル二塁打。「あと一人」で記録達成はなりませんでした。
 今日のカープは「八番に投手。九番に福地選手」という先発オーダーでしたが、まさかこれがこのような形で効を奏すとは思わなかったでしょう。
 「あと一人でノーヒットノーランを達成できなかった投手」は、何度か本などで読みましたが、生中継で見たのは初めてでした。
 なお、吉見投手は続く尾形選手を打ちとって1安打1失点完封。4対0でベイスターズが勝ちました。残るスワローズとの2戦を1勝1分以上なら最下位脱出となります。

2004年10月14日 22:43