2004年09月28日

マジック1に

[ 野球 ]

 スワローズ対ドラゴンズは石川投手と川上投手という二桁勝利同士の対決。実績どおり、4回まではともに1安打の投手戦でした。5回に稲葉選手のソロでスワローズが先制します。しかし、直後の6回表には川上投手自らの二塁打をきっかけに井端選手の2ランでドラゴンズが逆転。そしてその裏、稲葉選手の適時打でスワローズが追いつくという、ゲーム差が大きく離れているとはいえ、「首位攻防」らしい接戦となりました。
 そして7回表、無死1塁から、日曜日に決勝本塁打を打っている森選手が、2試合連続となる勝ち越し2ラン。結果的にこれが2試合連続の決勝打となりました。先週の金曜日に登録された選手が、3試合出場で2回決勝本塁打を放ったわけです。恐るべき選手層の厚さです。まあ、優勝する時はこんなものなのでしょうね。
 これでついにマジック1。早ければ明日にもドラゴンズの優勝が決まります。

 タイガース対ベイスターズは井川投手と土肥投手が先発。タイガースが2回に連打で2点先制し、3回には今岡選手のソロで追加点を挙げます。一方、2試合連続で勝っていない井川投手は三振こそ取るもの、調子は今ひとつ。6回には無死1塁から多村選手に外角の球を軽くあわせたように打たれたのが本塁打となって2点を返され、その裏、金本選手の適時打でつきはなすものの、7回には2死から石井選手のピッチャー返しを体で止めたものの悪送球で2塁に、種田選手を歩かせた後、佐伯選手の適時打で1点差となったところで降板しました。
 ただ、この試合で7三振を取り、自己新となる208奪三振を達成しています。また、リリーフの安藤投手・久保田投手もベイスターズ打線をよく抑え、12勝目も挙げました。
 読売対カープは高橋尚投手と黒田投手が先発。シーツ選手の2打席連続2ランでカープが4点を取り、一方の読売も小久保選手と高橋由選手に本塁打がでますが、ともにソロ。その差が大きく、結局4対2でカープが勝ちました。
 それにしても、今日の地上波の野球中継はこの「3位対6位」のみ。明日も、その試合の中継はあるものの、スワローズ対ドラゴンズ戦の予定は現時点ではありません。そのようなファン無視の中継を行うTV各局が、「球界再編問題番組」などで「野球人気の低下」などと論じているのを見ると、呆れるよりありません。

2004年09月28日 23:26