2004年09月27日

胴上げ

[ 野球 ]

 今日はブルーウェーブ対バファローズの1試合のみ。「ブルーウェーブ」にとっても「大阪近鉄バファローズ」にとっても、最後の試合です。
 先発は具投手と岩隈投手。岩隈投手は、1回と2/3を抑えれば松坂投手を抜いて防御率1位になれるところでした。しかし、「あと一人」となったところで相川選手に2ランを打たれ、逆転1位はならず、無念の降板となりました。
 その後、4回には岩隈投手の登板時に高打率を誇る北川選手の同点2ランによって、岩隈投手の負けは消えたものの、その裏には相川選手の2打席連続本塁打などでブルーウェーブが4点を勝ち越し。5回にも追加点を挙げます。
 具投手は6回を2失点に抑え、7回表には今期限りと噂されている吉井投手が登板。一人だけ投げて次は日本シリーズでも活躍した小林宏投手が、さらには打撃投手から復帰した栗山投手が登板しました。他の二人も「記念登板」だったのでしょうか。7回という事もあり、今ひとつ意味がわかりませんでした。
 そして8回は戸叶投手・9回は山口投手でバファローズ打線を抑えたブルーウェーブが7対2で勝利。「最終戦」をかざりました。

 試合後は、両チームの選手が握手。その後、レフトスタンド前でファンにお礼をしたあと、ベンチ前で梨田監督の胴上げがありました。その胴上げには裏方さん、さらには元バファローズの吉井選手・大島選手らも参加していました。吉井選手の帽子にはバファローズのマークも描かれていました。
 その後、ブルーウェーブの選手がマウンドを中心に一列に並んでシーズン終了の挨拶。場内放送では、「来年は日本一を目指す」などと「存続球団」である事を強調した事を言っていました。バファローズファンがそれをどういう思いで聞くか、などを考える神経はなかったのでしょうか。
 そのへんで、中継は打ち切りになりましたが、プロ野球ニュースなどを見ても、これまた退団が決定的な伊原監督の胴上げはなかったようです。まあ、敗戦後は選手をけなしまくり、「署名活動やる時間があるなら練習しろ」などと言う監督を、最後だからといって胴上げしたがる選手もいないでしょうね。
 一方、27日の手術を理由に今日付けで登録抹消になった村松選手のユニフォームをブルーウェーブの選手がベンチに持ち込んでいました。同じ「一年目」でも、この人は他の選手に慕われていたようです。

 9月28日追記・伊原監督の胴上げも行われたようです。メディアが梨田監督しか報じなかったのはあくまでも「オリックス」が存続球団で、なくなるのは「近鉄」だけだった、という理由なのでしょうか。

2004年09月27日 23:35