2004年09月20日

継投策も実らず・・・

[ 野球 ]

 ライオンズ対マリーンズは西口投手と小林宏之投手が先発。ストの代替試合はないと、これがマリーンズにとっては「ラス前」となります。
 1回表2死満塁・ツーナッシングで西口投手が足を痛めて降板。しかし、急遽リリーフとなった帆足投手がサブロー選手を抑えて結局3者残塁・無得点に終わりました。
 その裏、小林宏投手は先頭の柴田選手を歩かせ、バントで進まれて貝塚選手の適時打で先制されます。3回表には福浦選手とベニー選手の連続二塁打で追いつきますが、その裏、またまた柴田選手を歩かせ、盗塁と「ライン上のバントが切れそうで切れなかった」内野安打で無死1・3塁に。そしてまたまた貝塚選手に適時二塁打を打たれ、2点勝ち越されます。
 さらに続く4回裏には安打と犠打で1死2塁されます。ここで早くも小林宏投手をあきらめ、左の石井義選手が打席という事で高木投手を投入。対するライオンズも「左殺し」の犬伏選手を投入。これが当たり、犬伏選手は適時三塁打。続く柴田選手を歩かせた所で高木投手は降板します。以下、右と左が交互に続くライオンズ打線に対し、「一人一殺」とばかりに、小野投手・セラフィニ投手をつぎ込みましたが、いずれも適時打を打たれて失点を拡大。バレンタイン監督の勝負をかけた継投は、結果的には裏目に出てしまいました。
 一方の帆足投手は、3回の失点以外は好投し、結局7回を1失点。8回に三番手の森投手が乱調で、3四球で1死満塁としましたが、これまた予定外のリリーフとなった長田投手に里崎選手・初芝選手が抑えられます。9回もセーブのつかない場面ながら登板した豊田投手に先頭の西岡選手が安打を放ったものの、後は抑えられ、結局6対1と完敗。
 大きな試合を落としてしまいましたが、とにかく後は明日の試合を勝つよりありません。

 一方、熾烈な3位争いを続けているファイターズはホークスと対戦。札幌ドームは42,000人の大入りでした。また、試合前の練習で新庄選手ら5人がゴレンジャーの覆面(?)をして登場。いったい、どこで買ってくるのでしょうか。
 さて、先発は入来投手と新垣投手で、初回に2点取り合った後、3回表に井口選手のソロで勝ち越した後、二番手の清水投手から本間選手に満塁本塁打が出てこの回一挙6点を取ります。
 しかし、三番手の芝草投手・四番手の佐々木投手がホークス打線を抑えている間に、新庄選手のソロなどでファイターズが反撃し、8対5で迎えた6回裏に木元選手の適時打、さらには小笠原選手のこの日二本目となる逆転3ランが出ます。
 ところが、その直後に宮地選手の代打2ランが出て即座に逆転。8回にもズレータ選手の2ランで12対9とします。
 そして9回裏、ホークスは守護神の三瀬投手を投入。ところが、いきなり連打され、ここまで4三振のセギノール選手の2点適時打で1点差、続くオバンドー選手にも適時打が出て同点に追いつきます。その後敬遠や犠打などで2死満塁として新庄選手に打席が。その初球を左中間スタンドに打ち込んで「サヨナラ満塁本塁打」・・・のはずでしたが、1・2塁間で新庄選手が立ち止まっています。なんと、1塁走者の田中幸選手と塁間で抱き合った時に、相撲でいう「うっちゃり」の形で体が入れ替わり、これが「追い抜き」との判定でアウト。しかし、その前に三塁走者の奈良原選手がホームインしたのでサヨナラは成立。記録は「左中間スタンドに飛び込むサヨナラヒット」となりました。生中継で「幻の本塁打」を見たのは初めてでした。
 ヒーローインタビューで新庄選手は開口一番、「今日のヒーローは僕ではありません。(スタンドの)みんなです」と大観衆にお礼。そして最後は「明日も勝つ」で締めました。タイガース時代から、これを言うと裏目に出る場合が多いのですが、明日はどうなる事やら。もちろん、マリーンズファンとしてはぜひとも過去の例にならってほしいものですが・・・。
 これでまた順位が入れ替わり、ファイターズが勝率5割で0.5ゲーム差で3位になっています。

 バファローズ対ブルーウェーブは近藤投手と具投手が先発。プロ初先発となった近藤投手ですが、初回に北川選手の3ラン、5回にも大量7点の追加があり、自らは5回を2失点。プロ初勝利を挙げています。
 スワローズ対タイガースは高井投手と藪投手が先発。初回に今岡選手の2ランが出ますが、その裏に宮本選手のソロなどで同点に。3回に暴投で勝ち越しますが、5回に岩村選手の41号2ランで逆転。その後は継投に抑えられ、最後は9回表2死満塁で矢野選手に打順がまわりますが、五十嵐亮太投手の158km/時3連投もあって三振に抑えられ、1点差で敗れました。
 ベイスターズ対カープは加藤投手と河内投手が先発。両先発とも悪く、初回にベイスターズが5点先制するも、3回にカープが追いつきます。しかしその裏、ベイスターズが一挙6点を取って勝ち越し、結局12対5でベイスターズが勝ちました。
 ドラゴンズ対読売は読売が勝ったようです。

2004年09月20日 23:58