2004年09月09日

改善の見込みのない「マナー」

 今年春から、それまで「電源を切れ」一辺倒だった電車の「携帯マナー」が「優先席付近以外は、通話以外は可」に変わりました。もちろん、放送が変わっただけで、車内の雰囲気は「優先席付近」を含め、全然変わっていませんが。
 一方、「車内での通話」ですが、これも相変わらずです。先日なんか、車内のど真ん中で大声で通話先を威嚇しつづけている中年男性を見かけました。まあ、こういうのも、いくら車内放送をしたりチラシを貼ったりしても変わらないでしょう。
 となれば、現状にあわせて、車内での通話も可にするというやりかたもあるのではないでしょうか。まあ、さすがに「車内全て通話フリー」にしてしまったら、うるさすぎます。そこで、かつて東急がやった施策の応用で、「通話可能車両」を作ってみるのはどうでしょうか。話したい人や、電話のかかってきた人はそこに移動して会話するわけです。
 まあ、結局のところ、電車での携帯使用を完全に管理するには、電波を遮断する技術を車両に実装して、「話せるところ」「メールならできるところ」「使えないところ」などを物理的に分けるよりないのでしょうけれどね。

2004年09月09日 23:56