2004年09月07日

序盤で決め、五割復帰

[ 野球 ]

 8月の月間MVPのパリーグ投手部門で、小林宏之投手が選ばれました。チーム全体が調子がよかったため、マリーンズ投手陣からは渡辺俊介投手・セラフィニ投手も候補に上がっていましたが、8月3勝0敗という数字が大きく、小林宏投手になったようです。
 ホークス対マリーンズは和田投手と清水直行投手が先発。和田投手の立ち上がりが非常に悪く、城島捕手の構えたところに球が行きません。初回1死後、堀選手が通算300本目となる二塁打で出塁し、続く福浦選手の2ランで先制します。さらに2回は先頭の今江選手の二塁打性の打球こそ本間選手に好捕されたものの、続く里崎選手が本塁打。さらにサブロー選手・西岡選手と連打し、堀選手が今度は3ラン。続く福浦選手も安打を打ち、5連打で4得点を挙げ、2回で6対0と大差をつけます。
 とにかく今日の和田投手は、ボールでカウントを悪くし、ストライクが入ると甘い球、という最悪の出来で、2回KOでした。
 清水投手は3回に松中選手の適時打で2点、5回には井口選手の2ランで計4点を失いますが、下位打線をほぼ完璧に抑え、7回中4回が3者凡退という内容。一方、マリーンズ打線は2番手の松本投手を打ち崩せませんが、5回に満塁から西岡選手の内野ゴロの間に追加点を挙げます。
 そして8回無死1塁からリリーフした薮田投手が、1安打でピンチを凌ぎ、9回は小林雅英投手が先頭打者に安打を許すものの、次の打者を初球で併殺。続く打者も初球で打ち取り、4球で18セーブ目を挙げました。清水投手は9勝目です。
 3回以降の攻撃の拙さは気になりますが、まあ、「無駄な点は取らなかった」という事でよしとしたいものです。
 これで2連勝で再び勝率5割。試合のなかったファイターズとのゲーム差は1になりました。
 なお、この日は台風で朝から飛行機もJR九州も停止。当初予定していたアナウンサーが球場に来れず、急遽代役を立てたほどでした。そのため、さすがの福岡ドームも空席が目立ちましたが、その中でも続々観客は増え、主催者発表は33,000人でした。。ファンというのは有り難いものです。

 その台風の影響で、大阪ドームを含む4試合が中止。他に行われたのは東京ドームの読売-ドラゴンズ戦のみでした。この試合は高橋尚成投手と川上投手が先発。小久保選手の2打席連続本塁打で3点を取った読売が3対2とリードして8回をむかえます。
 4回から完璧にドラゴンズ打線を抑えていた高橋尚投手ですが、1死後に連続四球で自らピンチを作り、続くアレックス選手の安打で井端選手が好走塁を見せて同点。さらに代わった中村投手の押し出しでドラゴンズが1安打で2点を取って逆転。9回にも井端選手のポテンヒットで追加点を挙げます。
 日曜の広島では珍しく失敗したドラゴンズの継投も今日は盤石。8回を岩瀬投手が、9回を平井投手がそれぞれ完璧に抑え、5対3でドラゴンズが勝ち、ゲーム差を5.5に広げています。

2004年09月07日 23:26