2009年07月21日

追いついた直後に突き放される

 札幌で行なわれた、北海道-千葉は多田野投手と清水直行投手が先発。ここまでの3勝を全て千葉相手に挙げている多田野投手は、前回の1安打完封の直後に登録抹消され、今日再登録されての登板。過去の成績から見れば当然といえ、完全にねらい打ちにされています。
 対する打線は、昨日途中で退いた今江選手が今日も出場できず、再登録されたばかりの塀内選手を九番三塁で入れ、六番に指名打者で橋本将選手が入りました。

 初回は三人で終わりましたが、続く2回、前回無安打無得点を阻止した大松選手が二塁打を放ち、2死3塁から竹原選手が先制適時打を放ちます。
 一方、2回まで無安打に抑えていた清水直投手ですが、3回に先頭打者に安打されると、1死後にバント安打を決められ、さらに安打で満塁となります。しかし、続く高橋選手の安打性の当たりを西岡選手が好捕して遊直にし、スレッジ選手も打ち取って、ここは0点に抑えます。
 しかし続く4回、先頭の小谷野選手に二塁打され、そこから1死1・3塁となって金子誠選手に同点適時打を打たれます。続く田中選手は清水直投手にとって通算1000個目となる三振に打ち取ります。ところが、そこから四球で満塁にした後、稲葉選手に2点適時打を打たれて逆転されます。次打者を打ち取ってベンチに戻る際に通算1000奪三振の花束が渡されましたが、その時の清水直投手の気持ちは複雑だった事でしょう。
 3回から5回まで1安打に抑えられていた千葉打線ですが、6回2死から大松選手が右翼席に12号ソロを放ち、1点差に迫ります。
 さらに続く7回には、先頭の橋本将選手が歩き、犠打で進んだ後、2死後に代打で登場のバーナムJr選手が適時二塁打を放ち、ついに追いつきました。
 その裏、千葉は二番手に松本投手を起用します。清水直投手は6回110球6安打5四球3失点で、先頭打者が2安打されている稲葉選手ですからすから交代自体は妥当でしょう。しかし、ここ二日続けて好投していた松本投手が誤算で、いきなり死球を当てた後、安打でつながれ1・2塁に。そして、スレッジ選手には2-0と追い込みながら左翼線を抜く二塁打を打たれ、即座に2点を勝ち越されます。さらに変わった荻野投手が2死後に金子誠選手に適時打され、6対3となってしまいました。
 続く8回、先頭の森本選手が詰まりながら左前に持っていき、緩慢な守備を見て一気に二塁まで進みます。そして内野ゴロと四球で1・3塁とした後に二塁ゴロで生還と、足でダメ押し点を奪われます。
 打線は建山投手と武田久投手の必勝リレーの前に8・9回を無安打に抑えられ、そのまま7対4で敗れています。観客数は1万8千7百人ほどでした。

2009年07月21日 22:23