2009年05月13日

大嶺投手のプロ初完封で最下位脱出

 北九州で行なわれた福岡-千葉は大隣投手と大嶺投手が先発。今日は西岡選手が今季初の一番に入り、三番にはサブロー選手が入りました。
 初回、西岡選手が四球を選びますが、盗塁失敗で三人で終わってしまいます。しかし、続く2回に先頭の井口選手が4試合連続となる9号ソロを放ち、今日も先制しました。
 一方、前回の福岡戦で7回無失点の好投を見せた大嶺投手は、初回を三者凡退、援護を貰った直後の2回も四球は出したものの後続を抑えます。

 さらに3回表、1死からランビン選手が安打で出塁すると、続く西岡選手が左翼ポール際に4号2ランを放ち、さらに竹原選手が二者連続となる今季1号ソロを放ち、序盤で4対0とリードを広げます。
 その裏も無安打で抑えた大嶺投手ですが、4回2死から小久保選手に初安打されると、さらに二塁打で2・3塁となります。しかし、続くオーティズ選手を抑え、ここも0点で切り抜けます。
 打線は4回の2死1・2塁および、5回の無死1塁といった追加点機を逸します。しかし6回、2死からベニー選手が3号ソロを放ち、5対0としました。
 その裏、大嶺投手は先頭の川崎選手に二塁打され、さらに1死3塁となります。しかしそこから松中選手と小久保選手を打ち取り、無失点を続けます。今日は前回の登板で乱れた制球も落ち着き、落ちる球が面白いようによく決まっていました。
 続く7回には福浦選手が今季1号を放ち、これで本日5発目となります。さらに8回には2死からベニー選手が二塁打を放つと、今江選手が本日チーム初となる適時二塁打を放ち、7対0と試合を決めました。
 大差がついても大嶺投手の投球の安定度は変わりません。7・8回と安打こそ打たれたものの、そこから後は抑えます。そして9回も1死から安打されましたが、後は抑え、6安打1四球で118球を投げ、プロ初完投を完封で飾りました。観客数は1万6千4百人ほどでした。
 これでチームは今季初となる2カード連続勝ち越しを決め、同率最下位から単独4位に浮上、久々の「最下位脱出」となりました。また、今日はバレンタイン監督の誕生日でしたが、これで誕生日は4連勝。そういう事もあり、大嶺投手もプロ初完封のウイニングボールを監督に渡していました。来年の還暦もぜひ勝利で飾って誕生日連勝を伸ばしてほしいものです。

 あと、今更ながら昨日の結果を。福岡で行なわれた試合はホールトン投手と成瀬投手が先発。初回に井口選手の適時三塁打で先制すると、2回にはオーティズ選手の適時打が出て、ともに「古巣への恩返し」で同点となります。
 そのまま1対1で迎えた6回に井口選手が8号ソロを放って勝ち越し。前回同じ福岡で打ち込まれた成瀬投手ですが、今日は7回を5安打1四球1失点で13の三振を奪います。
 そして以下はシコースキー投手と荻野投手の継投で1点差を守り、2対1で勝って合併球団と並び、最下位ながらも「同率5位」になっています。観客数は2万5千2百人ほどでした。

2009年05月13日 23:18