2009年05月08日

清水直投手の好投と効率のいい攻撃で久々の連勝

 千葉で行なわれた千葉-東北は清水直行投手と永井投手が先発。今日は初めてランビン選手が一番に入りました。
 雨の降る中始まった試合で、清水直投手は立ち上がり、1死から三塁打され、さらに2死後に山崎武選手に左翼線を抜く適時二塁打を打たれて先制されます。
 しかしその裏、先頭のランビン選手の上げた内野フライを二塁の内村選手が取れずに失策となり、無死2塁に。さらに内野ゴロで三塁に進んだ後、西岡選手が右翼席に3号2ランを放ち、即座に逆転します。

 清水直投手は2回は無安打に抑えます。しかし3回、先頭の渡辺直選手に二塁打されると、犠打の後、草野選手に右翼席に打ち込まれ、逆転されてしまいます。
 ところがその裏、先頭の今江選手が左中間に大きな飛球を放つと、リック選手が捕りきれずに三塁打に。続くランビン選手もファウルで粘ってフルカウントから四球を選びます。
 この時、試合開始から降り続いていた雨がより強くなって一時中断に。東北ベンチではセギノール選手が捕手のマスクを被ってペットボトルを飲もうとする、というパフォーマンスをやったり、野村監督が若手選手を交互に目の前に立たせて説教(?)していました。
 40分の中断を経て試合は再開しますが、福浦選手も四球を選び、無死満塁となります。続く西岡選手は倒れたものの、井口選手が中堅に飛距離十分の犠飛を放ち、逆転された直後に千葉が追いつきます。
 直後の4回表、1死から失策で走者が出て、さらに盗塁に悪送球などが重なり、1死3塁となってしまいます。しかし、ここは清水直選手が踏ん張ってこの危機を0点に抑え、続く5回表も、三者凡退に抑えます。
 するとその裏、2死から西岡選手が四球を選ぶとすかさず盗塁に成功します。そして続く井口選手が左翼線に適時二塁打を放ち、千葉が再び勝ち越しに成功します。
 さて、今日は金曜日なので、春ですが花火が予定されていました。一度は雨のために早々と中止が発表されたものの、雨が上がったため「中止が中止」となり、花火が上がりました。
 ところが、雨によって湿気が含んだ空気と、千葉では珍しい「風速ゼロ」のおかげで、その花火による煙が球場内に立ちこめます。そのため、数分とはいえ、試合が中断したほどでした。清水直投手にとっては、2005年の日本シリーズ第1戦以来となる、「見えにくい球場での投球」となりました。
 そんな中、6回は先頭打者に安打されるものの、併殺で切り抜けて0点に。続く7回も1死から走者を出しますが、後続を断ってここも0点に抑えます。
 打線は6回以降、走者を出すことができませんでしたが、今日はとにかく投手陣が好投。8回から登板のシコースキー投手が三人で抑えると、9回は荻野投手が三者連続三振で締め、4対3で千葉が逃げ切りました。
 今日の千葉打線は4安打で4得点という効率のいい攻撃でした。清水直投手は遅まきながら今季初勝利を挙げ、お立ち台に立っています。観客数は1万3千2百人ほどでした。

2009年05月08日 23:09