2009年04月25日

新里選手のプロ初打点が決勝点となる

 所沢で行なわれた埼玉-千葉は帆足投手と成瀬投手が先発。今日は、一番が早坂選手から早川選手になった以外は、一昨日の対東北と同じ並び順でした。当面はこれが対左投手の標準オーダーとなりそうです。
 初回、一死から一昨日四安打の竹原選手が詰まりながらも右前に落とし、打数が少ないながら、通算打率が五割越えとなります。しかし、後続はなく、先制できません。
 一方、初回を三人で終えた成瀬投手ですが、2回は先頭の中村選手に二塁打されます。しかし、ここを凌ぎ、0点に抑えます。

 両投手とも3回まで1安打に抑えて、二巡目となった4回、千葉は先頭の竹原選手が自分にとってもチームにとってもこの試合2本目の安打を放ちますが。しかし、続く西岡選手が併殺に打ち取られ、ここも三人で終わってしまいます。
 その裏、成瀬投手は簡単に二死を取った後、GG佐藤選手にストレートの四球を出し、さらに安打で走者をためます。しかし、ここも凌ぎ、投手戦は続きます。
 続く5回表、先頭のベニー選手が四球を選び、さらにパスボールで無死2塁としますが、ここも後続がなく、6回表の2死1・2塁も得点に結びつきません。
 一方、成瀬投手もその裏、失策で無死1塁としますが、そこから中軸三人を抑え、0対0のまま、終盤に入ります。
 そして迎えた7回表、アナウンサー氏が「ここで怖いのは失策ですね」と言ったのとほぼ同時にベニー選手が内野ゴロを放ち、それを中島選手が失策します。そして代走の早坂選手を里崎選手が送ると、続くサブロー選手が左翼金網直撃の二塁打を放ち、ついに均衡が破れます。アナウンサー氏の「予言」が見事的中した形になりました。
 さらに四球で福浦選手が歩き、今江選手が倒れて2死1・2塁となると、早川選手に代えて新里選手が代打に送られます。ここまで一軍通算1安打の新里選手でしたが、この起用は大成功。右前に弾き返すと、GG佐藤選手が突っ込んで取りに行ったものの後ろに抜け、2点適時三塁打となりました。新里選手はこれがプロ初打点です。
 これで一挙に3点差となりましたが、その裏、成瀬投手はいきなり連打され、犠打で1死2・3塁となり、ここで降板となりました。しかし、二番手の伊藤投手は、2死を取ったものの、そこから片岡選手に2点適時打を喫して1点差に。さらに連続四球で満塁とします。
 ここで中村選手を打席に迎えたところでシコースキー投手が登板。この継投が成功し、ファウルフライに打ち取って、リードを守ります。
 そして8回も先頭打者に安打されるも、バントを併殺にして三人で終えます。そして9回は荻野投手が三人で抑えて試合終了。3対2で千葉が勝っています。
 ヒーローインタビューは、結果的に決勝点となった2点適時三塁打を放った新里選手でした。プロ初の「お立ち台」ですが、淡々と話していました。観客数は2万3千1百人ほどでした。

2009年04月25日 23:26