2009年04月19日

一瞬逆転するも、直後に再逆転されて連敗

 千葉で行なわれた千葉-福岡は小林宏之投手と杉内投手が先発。昨日、途中で退いた今江選手は今日も欠場し、代わりに新里選手が昇格即スタメンで七番三塁に入りました。なお、入れ替わりに清水直行投手が抹消となっています。他に、福浦選手と大松選手が外れ、スタメンで左打席に入るのはバーナムJr選手だけ、という形になりました。なお、西岡選手も昨日に続いて欠場しています。
 立ち上がりは、ともに三者凡退で終わります。ところが2回表、先頭の小久保選手に安打されると、昨日大当たりの長谷川選手を歩かせて無死1・2塁となります。ここで、田上選手はバントの構えから空振りとファウルで2-0と追い込みますが、そこからヒッティングに切り替えると、打球は詰まりながらも右前に落ちて先制適時打となります。さらに柴原選手の適時打と内野ゴロの間の得点で、一挙3点を失いました。

 しかしその裏、千葉も井口選手とサブロー選手がともに詰まりながらも外野に運び、こちらも無死1・2塁とします。さらにここで杉内投手が暴投し、しかもそれを取った高谷選手がこれまた悪送球をし、井口選手が二塁から一気に生還。続くベニー選手にも適時打が出て、即座に1点差に迫ります。
 続く3回裏、この回先頭の竹原選手が遊ゴロを放つも、送球がややそれます。そして、一塁の小久保選手が竹原選手にタッチするも、ボールがこぼれます。これに対する判定が、「先に小久保選手が一塁ベースを踏んでおり、その時点でアウト。その後のタッチと落球は関係ない」となります。(追記・中継のテレビ解説ではこう言っていましたが、報道を見たら「タッチアウトが成立後に球がミットからこぼれた」となっていました。中継を見ていた限り、タッチした直後に落としているように見えましたが・・・・)。
 これに対してバレンタイン監督が猛抗議をし、日本では初となる退場となってしまいました。
 TVで見る限り、小久保選手の足がベースを踏んでいるかは微妙でしたが、もし本人が踏んだ自覚があるなら、何もタッチに行かないのでは、と思いました。
 小林宏投手は4回の1死1・2塁は併殺で凌ぎます。
 そしてその裏、先頭のベニー選手が左翼席にライナーで今季1号を放って同点に追いつきます。さらに、新里選手とバーナムJr選手が連続四球を選び、早坂選手が送って2・3塁とします。そして2死後に竹原選手が中前に弾き返し、2点を取って逆転に成功しました。
 これで勝ち投手の権利を得た小林宏投手ですが、直後の5回表、四球二つで1死1・2塁と自ら危機を作ります。そして、小久保選手に適時打されて1点差になると、長谷川選手の適時二塁打で同点に。さらに田上選手の犠飛で勝ち越されると、柴原選手に適時打され、たちどころに4点を失い、逆に2点差をつけられてしまいます。結局、小林宏投手は5回を投げて7安打5四球5失点でした。
 6・7回は高木投手の好投などもあり、追加点は許しません。しかし、打線は立ち直った杉内投手の前に抑えられます。
 7回裏、二番点のファルケンボーグ投手に対し、代打で登場した先頭の福浦選手が四球を選ぶも、そこから中軸三人が倒れ、得点できません。
 すると8回、前の回から登板していた小宮山投手が先頭の柴原選手に中前に弾き返され、これをダイビングキャッチしようとした早川選手が捕れずに三塁打となります。さらに四球で1・3塁とし、森本選手に適時打を喫します。ここで川崎投手に代わりましたが、満塁になった後に松中選手の犠飛でもう1点入り、とどめに小久保選手がバックスクリーンに2号3ランを放ちます。これで12対5となり、試合は決まりました。
 結局、そのまま敗れ、3連勝後の2連敗。本拠地カードでは今季初の負け越しとなっています。観客数は2万5千5百人ほどでした。
 今日も四球の多さが目立った試合でした。昨日の17は下回りましたが、今日も両チームあわせて13ありました。特に逆転した直後の5回表に四球二つでためた走者を帰されたのは響きました。優勝した頃は、先発陣の四球の少なさが目立っていたのですが、すっかり昔話になっています。立て直すのは、まずこの部分の改善からなのでは、などと思っています。

2009年04月19日 23:45