2009年04月04日

開幕戦、二発の本塁打で逆転負け

 今日からプロ野球が開幕。何年ぶりかのパ・セ同時開幕となりました。
 一昨年の順位が基準のため、今年は千葉で開幕戦が行なわれたので、観戦に行きました。相手は埼玉で、こちらは二十数年ぶりのビジター開幕となっています。
 先発は清水直行投手と涌井投手で、清水直投手は立ち上がりに先頭の片岡選手に安打されますが、盗塁がアウトになり、その後もう一本安打されますが、結局0点に抑えます。
 一方、その裏、先頭の早川選手が二塁打し、内野ゴロで進塁しますが、後続がなく、こちらも先制できません。

 清水直投手は2回も2死から連打されますが、ここも0点に。そして3回は安打と四球で無死1・2塁として中島選手を迎えますが、ライナー併殺で、これまた0点に抑えます。
 そしてその裏、1死から早川選手の四球と福浦選手の安打で好機を作ると、2死後に井口選手が移籍後初安打となる2点適時二塁打を左中間に放ち、千葉が先制します。
 直後の4回表、1死からGG佐藤選手に長打性の当たりを放たれますが、打球を追った大松選手がクッションボールをうまく処理して二塁でアウトにし、その次の打者が安打する、などとまたもや幸運に助けられ、清水直投手は、4回まで毎回二人の走者を出しながらも0点に抑えます。
 しかしその裏、こちらもサブロー選手・今江選手の八・九番の連打で好機を作りましたが、後続がなく、こちらも二者残塁に終わります。
 これだけ走者を出して0点に抑えているなら、そろそろ勢いに乗りそうなものですが、直後の5回表、先頭のボカチカ選手に本塁打が出て、1点差に迫られます。しかし、ここも続く無死1塁は凌ぎます。
 その裏、先頭の西岡選手が安打して盗塁を決めるなど、即座に突き放す好機を得ますが、これを活かせません。,br />  すると続く6回表、1死からGG佐藤選手に二桁となる安打をされ、続く清水選手にも連打されます。ここで次の細川選手を併殺にでも打ち取れば、「11安打1失点」となるところです。しかし、細川選手の打球は左中間に伸びてそのままスタンドに。逆転3ランとなってしまい、清水直投手はここで降板となりました。
 千葉打線は6回の2死二塁も活かせず、以下は岡本慎投手・大沼投手といった継投陣に抑えられます。
 そして8回にはボカチカ選手の犠飛でダメ押し点を奪われて5対2に。そして9回はグラマン投手に抑えられ、そのまま敗れました。
 相手が効率の悪い攻撃をしている間に先制、と序盤の流れは良かったのですが、そこからの一発攻勢に沈んだ、という感じの試合でした。観客数は3万41人で満員御礼が出ていました。平日のナイターではいつ以来でしょうか。

 試合終了後、バスを待っていると、「無料配布の旗がまだありますので、まだの方はお受け取りください」みたいなアナウンスがありました。球団は今年が「ロッテ40周年」という事でキャンペーンをやっており、それを元にした意匠の旗です。
 これだけ地域密着が進んでいるご時世に「企業の買収40周年」などという企画で盛り上げようとしても共感できません。また、旗の意匠自体も好みでないので、特に貰う気は起きませんでした。
 なお、旗といえば、一昨年からの風習として、相手投手交代時に旗を振ります。その時、外野席では「2」と書かれたユニフォーム柄の大旗が何本も振られていました。見ていて、嬉しくなる光景でした。この意匠の旗なら、標準価格の倍で売っていても買うのですが・・・。
 あと、バス待ちの間に、何やら署名をしている人をみかけました。普通の署名運動と違い、声を張り上げて署名者募集などはしていませんが、予想通りバレンタイン監督の残留署名運動でした。
 書きに行ったら、何人かの中年女性が「署名用紙ごとちょうだい。会社の皆に書いてもらうから」と言っていました。会社の皆で、球団や監督を応援しているのでしょう。いかに人気が根付いているかを、改めて感じました。
 せっかく根付いたものですし、なんとかそれを維持拡大できるよう、球団には最善の対処をとってほしいものだと、改めて思いました。

2009年04月04日 01:05