2009年01月15日

青い小鳥

 週末は二泊の出張で、今日は京都に泊まりました。仕事は珍しく順調に進み、予定時刻に完了しました。そこで、夕食前に相方に電話をしたところ、せっかく時間があるなら、京都らしく豆腐料理を食べれば、と勧められました。
 もともと、豆腐は大好きですし、言われてみれば確かに「京都らしさ」を感じることができる料理と言えます。
 駅のそばに宿を取ったので、駅周辺の豆腐料理屋をパソコンで検索したのですが、引っかかったのはいずれも駅の反対側にある店でした。

 まず二つあるうちの一つである、京都駅ホームが尽きたあたりにある店に行きました。そのため、日本一長いホームを持つ京都駅をほとんど端から端まで歩いた上に、線路をくぐったのですが、そこは前に泊まったことのあるホテルのテナントで、その時食べた豆腐が冴えなかった店でした。
 したがってそこでの食事はは諦めて、もう一つの店を目指しました。そこは京都タワーの裏手にある店でしたので、結果的に長大な京都駅をほぼ半往復したような形になりました。
 ところが、目的地のあたりに行ってもそれらしい店は見あたりません。そこで携帯で検索をかけたところ、何とその二番目に行こうとしていた店は支店で、本店は泊まっているホテルの近くにある、とのことでした。
 ならばと思い、本店に行くことにしました。その結果、京都駅をほぼ一周して元の所に戻った形になってしまいました。
 なんか、童話にある、「延々と探し求めていたものが、実は身近に存在した」を彷彿させられるような話でした。そう考えると空しい物がありますが、それとは別に駅周辺だけとはいえ、「京都ならでは」というものをいくつか見ることができました。
 それゆえに、今回の京都での夜は、苦労してたどりついた店の豆腐が美味かったこともあいまり、かなりいい結果になりました。

2009年01月15日 23:56