2009年01月02日

マスターズリーグで今年初の野球観戦

 東京ドームで行なわれた、マスターズリーグの東京ドリームス対福岡ドンタクズの観戦に行きました。正月にマスターズリーグに行くのはこれで三年連続で、完全に「今年初の野球観戦」として我が家では定着しています。
 今日は、無料開放されていた外野席に行きました。ただ、その外野席よりも、有料だった内野自由席のほうが人は多く入っていました。

 試合のほうは、江夏投手と池永投手という両監督の先発でした。ただ、ともに顔見せみたいな感じで、特に江夏投手はほどんど始球式みたいな「先発」だったそうです。夕方まで仕事だったので、少々遅れたのですが、球場に入った時は、既に両監督とも降板していました。
 そういう事もあり、初回に福岡が2点、東京が4点と序盤から打撃戦となります。そして、2回に福岡が1点差として迎えた3回、東京は71歳の若生投手を起用します。12月の千葉マリンでは先発して初回を抑えた若生投手でしたが、今日は打ち込まれ、1死も取れずに降板し、同点に追いつかれます。
 しかしその裏、東京はこの回先頭で登場した元タイガースの中野選手が安打するとすかさず盗塁を決め、さらに内野ゴロで三塁に進みます。そして2死後に元埼玉の伊東選手に適時打が出てすかさず勝ち越しに成功。さらに5回にも2点を追加し、3点差とします。
 直後の6回表に村田兆治投手が登板しますが、今日は球速・制球とも絶不調。直球は130キロ台半ばしか出ず、投げてはいい当たりの安打を打たれた上に、自らの二暴投もあり、2点を返されてしまいました。
 そして続く7回に福岡が追いつき、試合は8対8の同点となります。
 そして迎えた8回、東京は2死1・3塁と好機を作り、続く中野選手の当たりが右中間を襲います。しかしこれを中堅に入っていた、元千葉の市場選手が好捕し、勝ち越せません。
 さらに9回も2死1・2塁のサヨナラ機を作りますが、30台選手である鈴木健選手が打ち取られ、試合は延長に入ります。
 そして迎えた10回表、東京は前の試合でサヨナラ負けを喫した阿波野投手が登板。先頭打者の三塁線の当たりを初芝選手が捕りきれず二塁打となり、それを足がかりに勝ち越しを許します。
 その裏、福岡は永易投手を起用します。現役時代は左キラーとして有名だった投手ですが、対する東京打線は右打者が並んでいます。
 そして、先頭の垣内選手を遊ゴロに打ち取ったものの、悪送球で2塁まで進まれ、さらに続く元横浜の村岡選手の犠打が内野安打となり、無死1・3塁となります。ここで打席に入った元読売の佐藤洋選手が右翼手の頭を越す長打を放ち、三塁走者はもちろん、一塁走者も一気に生還し、東京が9対8で逆転サヨナラ打を決めています。
 「野球は8対7が一番面白い」という人がいますが、それとほぼ同じスコアの上に、延長戦での逆転サヨナラなわけですから、点数的には「一番面白い試合」でした。そう考えると、新春早々縁起が良かったと言えるかもしれません。
 観客の入りですが、1階のみの開放で、内野自由席はほぼ満席で、バックネット裏と外野席も六割以上入っていましたから、2万人くらい入っていたのかもしれません。

2009年01月02日 23:22