2008年12月06日

山崎健氏、二軍コーチ補佐として復帰

 千葉の来期コーチングスタッッフが発表されました。退任は佐野巡回コーチ・古賀二軍ヘッドコーチ・イエーツ二軍コーチのようです。代りに、先日発表があった、代田前選手の他に、和田孝志氏と山崎健氏が二軍投手コーチ補佐として加わりました。
 山崎健氏といえば、2005年の千葉において、貴重な中継ぎとして優勝に貢献しました。当時の中継ぎエースと言えば薮田投手と藤田投手でした。しかし、彼らの出てくる前や、少々負けている試合などで登板し、チームに貢献していました。特に、当時埼玉の主砲だったカブレラ選手(現合併球団)を抑えたのが印象に残っています。

 そして2005年6月11日にはナゴヤドームでのドラゴンズとの交流戦で、先発投手がKOされた2死2・3塁で登板し、荒木選手を初球で打ち取ると、直後にチームが逆転したために、一球での勝利投手となりました。そして、これは千葉での初勝利であると同時に、結果的にはプロでの最後の勝利となりました。
 その後、8月半ばまで活躍したものの、故障で登録抹消となり、結局そのまま一軍で登板することなく、昨年で引退となりました。
 今年から古巣である広島でスカウトになったそうですが、2ヶ月で退団したそうです。そこで何があったか気になるところですが、とにもかくにも、2005年の優勝に貢献した選手の一人が指導者として戻ってきてくれたのは嬉しい限りです。
 ここ数年、千葉の二軍はなかなか選手が育たず、今年も高卒数年目の選手を何人も解雇する、という結果になってしまいました。ぜひとも、未来の千葉を担う投手を育てるべく、莊コーチなどとともに頑張ってほしいものです。
 あと、今年のドラフトで2位指名した選手の入団拒否が決まったとのことでした。結果的にドラフト枠を一つ無駄にした形になったのは残念です。ただ、率直に言って、一連の言動を見る限り、結果的に来なくて良かったのでは、とも思っています。
 いずれにせよ、逆に若手野手にとっては、これはある意味好機とも言えます。獲得できなかった選手の「穴」を埋める活躍をしてほしいものです。そして、「断ってくれたおかげで契約金を無駄にすることなく、結果的には良かった」と振り返ることができるようにしたいものです。

2008年12月06日 23:47