2008年11月07日

特殊なキャラを産む県?

 基本的にサッカーには関心がないのですが、先日の全日本選手権で、愛媛FCが昨年に続いての連勝はならなかったものの、浦和レッズに惜敗した、という記事を見ました。
 相方の故郷のチームという事で興味を持ち、愛媛FCをネットで検索したところ、奇妙なマスコットの画像が目に入りました。
 主役マスコットと思われるキャラ「オ~レくん」は目がつり上がって、口は耳まで裂け、歯をむき出しています。さらに、ゴールキーパーである「伊予柑太」に至っては、三白眼で睨み付けるような雰囲気です。
 野球ですと、「ブラックホッシー」や「カラスコ」といったあたりが、「悪役マスコット」と呼ばれて異彩を放っています。しかしながらここでは、主役の「オ~レくん」ですら、「悪役」の要因を十二分に満たした外見の持ち主です。そして、その上(?)を行く悪役の伊予柑太がいるわけです。
 しかも、二人とも口の端にはオレンジ色の「よだれ」がくっついています。ちなみに、三白眼の「伊予柑太」あたりが、オレンジ色のよだれをたらしている様は、ほとんど狂犬病といった感じでした。

 その「悪役」「極悪役」と並び、唯一可愛らしい造形の「たま媛(ひめ)ちゃん」という女性キャラもいます。なんでも、ウィキペディアによると「抱き枕化が希望されるほど」の人気だそうです。
 確かに、他の二人(?)と比べれば、圧倒的に好感を持てる造形をしています。ただ、このキャラも、口の端に、オレンジ色の「よだれ」がついているのです。
 愛媛の象徴的商品の一つである「ポンジュース」を意識しているものと思われます。とはいえ、「悪役」はともかく、「美少女」によだれ、というのは凄いと思いました。
 今年はドラゴンズの「ドアラ」が「キモかわいい」という事で大人気になりました。しかし、造形的な衝撃では、この三人組のほうが上だと思いました。ただ、ドアラのような人気が出るかは別問題ですが・・・。
 ちなみに、彼らの同郷には「タルト」というキャラクターがいます。これは、松山特産である、カステラとあんこを組み合わせた菓子をキャラクター化したものです。これまた異様なキャラで、崖から飛び降りる仲間を「行ってこうわい」などと言いながら見送ったりしています仲間に、「行ってこうわい」と言いながら崖から飛び降りたりします。
 これまた、「可愛らしさ」と対極に存在するキャラクターです。しかしながら、そこから受ける強い印象は、愛媛FCの三人(?)に近いものがあります。
 折角、同郷なのですし、ぜひとも彼ら(?)の共演を見てみたいものだと思ったりしました。

2008年11月07日 23:52