2008年07月13日

落書きをソースにした記事の質

 読売球団の選手と女性アナウンサーの不倫が報道されています。ネットで見ただけですが、やけに女性アナウンサーが叩かれているように見受けられました。
 その中で、特に印象に残ったのがサンスポの記事でした。「フジテレビのサイトに、女性アナウンサーを批判するメールが大量に来た」というのを見出しにし、さらには、「フジテレビ局内で、彼女の出ている番組のポスターに落書きがされている」などといった事まで記事にしています。

 「批判のメール(もしくは電話)が来た」というのは、マスコミの作った煽り記事を盛り上げたいときの定番です。メールや電話をする人は、何ら自分で事実を知るわけでもなく、記事に煽られて行動を起こしているだけです。そのような意見をいくら記事にした所で、自己満足でしかありません。
 それだけでも十分質が低いわけですが、さらに「フジテレビ局内の落書き」まで記事にしてしまっているのです。そのような落書きがいくらあったところで、女性アナウンサーの批判にはなりません。単にフジテレビで働いている人間もしくは、出入りしている人間に社会常識が欠落しているだけの話です。
 そんなもんまでを「ニュースソース」にしているわけです。何らかの理由があり、その女性アナウンサーを、どうしても貶めなければならない方針でもあるのだろうか、と思いました。
 それにしても、落書きを元に記事を作った、というのは凄いことだと思いました。これほど「落書きレベル」という称号がふさわしい記事もないでしょう。

2008年07月13日 01:02