2008年06月21日

序盤の失点と効率の悪い攻撃で交流戦負け越し決まる

 名古屋で行なわれたドラゴンズ-千葉は川上投手と小野投手が先発。今日は福浦選手がスタメン復帰して三番に入り、ズレータ選手が外れました。
 川上投手には過去2試合で、いずれも1安打完投負けという、苦手中の苦手です。今日は、初回に2死から福浦選手が安打しましたが、結局得点には結びつきません。

 するとその裏、小野投手は一死後に移籍即スタメンとなった小池選手を歩かせます。そして続く中村選手の当たりは西岡選手のグラブを弾く安打となり1・3塁に。そして続くウッズ選手に犠飛を打たれて先制されると、さらに和田選手の適時打でいきなり2点を奪われます。
 3回表、先頭の今江選手が安打して、チーム初の対川上投手1試合2安打を達成します。さらに、続く小野投手の犠打をウッズ選手が緩慢な守備でオールセーフにします。しかし、この貰った好機で西岡選手がバント失敗して三塁封殺となり、後続も打ち取られて反撃できません。
 するとその裏、荒木選手の二塁打を足がかりにウッズ選手の適時打で追加点。さらに4回には小田選手の適時打でもう1点入り、小野投手はこの回途中で降板。8安打1四球4失点という内容でした。
 千葉打線は5回もまた先頭の今江選手が安打し、続く代打の早川選手が死球で出て再び無死1・2塁とします。しかしここも1・2番が倒れ、福浦選手が四球を選んで満塁とするも、サブロー選手が倒れて得点できません。
 そして6回には荒木選手に通算一千本安打となる適時三塁打が出るなどで2点を追加され、6点差となります。
 6回途中まで川上投手に、さらに7回まで吉見投手相手に得点できなかった千葉打線ですが、8回から登板の平井投手相手に里崎選手とベニー選手の連打で好機が作ると、今江選手の猛打賞となる適時二塁打でやっと1点を返します。さらに1死から登板のチェン投手から西岡選手が四球を選んで満塁とし、代打にズレータ選手が登場します。一発出れば1点差に迫れるところでしたが、右邪飛に打ち取られます。さらに、ベニー選手が本塁をつくも、英智選手の好返球と小田選手の好ブロックの前に本塁憤死となり、結局この回1点しか取れません。
 そして9回もチェン投手に抑えられて試合終了。10安打放ちながら14残塁で1得点と、今季低迷の象徴とも言える拙攻での敗戦で、交流戦負け越しが決まってしまいました。観客数は3万8千1百人ほどでした。

 甲子園で行なわれたタイガース-北海道は岩田投手とスウィーニー投手が先発。2・3回と先頭打者が安打しながらタイガースは好機を逸します。すると4回、そこまで1安打に抑えてきた岩田投手が先頭の稲葉選手を歩かせると、今日から戦列復帰の高橋選手が安打でつなぎ、スレッジ選手の適時二塁打で北海道が先制。さらに内野ゴロの間に1点が入ります。
 スウィーニー投手は6回を4安打無四球無失点と好投。7回にタイガースは2点を追う展開で久保田投手を起用しますが、2死無走者から連打と四球で満塁とし、稲田選手の2点適時打で北海道が4対0とします。
 そして以下は宮西投手をはさんで、武田久投手・マイケル中村投手の完封リレーで4対0で勝利。福岡が敗れたため、明日勝てば交流戦連覇となっています。観客数は4万3千5百人ほどでした。

 神宮で行なわれた東京-合併球団は川島亮投手と山本投手が先発。東京は1点を追う5回に福地選手の適時二塁打で追いつくと、続く宮本選手に適時内野安打が出て逆転。6回には押し出しで追加点を挙げます。
 そして6回から投げた継投陣が合併球団打線を1安打に抑え、最後は林投手が締めて4対2で東京が勝利。遅ればせながら今季交流戦本拠地初勝利を飾っています。観客数は1万5千人ほどでした。

 横浜で行なわれた横浜-埼玉は那須野投手と帆足投手が先発。横浜が金城選手の先頭打者本塁打で先制するも、埼玉が本塁打3本で4対1と逆転します。
 そのまま迎えた8回裏、1死から安打と四球で走者を溜めると、村田選手が17号3ランを放って追いつきます。
 そのまま延長に入った10回裏、前の回から投げていたグラマン投手に対し、2死無走者から村田選手が二打席連続となる18号サヨナラ本塁打を放って5対4で横浜が逆転勝利。5連敗となった埼玉は、パリーグ2位の北海道とのゲーム差が1となっています。観客数は1万4千1百人ほどでした。
 東京ドームで行なわれた読売-福岡はグライシンガー投手と杉内投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万5千8百人ほどでした。なお、広島で行なわれる予定の広島-東北は雨で中止でした。

2008年06月21日 22:54