2008年06月15日

7点差を追いつかれるもサヨナラ勝ち

 千葉で行なわれた、千葉-タイガースは小林宏之投手と鶴投手が先発。今日は昨日四番のサブロー選手が外れ、大松選手が久々の四番に。そして、早川選手が九番中堅でスタメン復帰しました。
 初回、小林宏投手は三者凡退と、上々の立ち上がりを見せます。するとその裏、プロ初登板初先発である鶴投手に対し、いきなり西岡選手が安打すると、根元選手とのエンドランも決まって1・3塁に。そして続く福浦選手にも適時打が出て、あっさり千葉が先制します。
 さらに大松選手が歩いて満塁とすると、里崎選手がフルカウントから2点適時打を放ち、さらにオーティズ選手も適時二塁打を放ち早くも4点目。ここで鶴投手は1死も取れずに降板となりました。

 さらに、急遽救援した江草投手に対してベニー選手が2点適時打を放ち、昨日に続いて初回で6点を挙げます。ここまでが鶴投手の自責点となるのですが、1死も取っていないので、防御率が算出できません。仮に1死を取ったと仮定すると、162点となるのですが・・・。
 そして続く2回は先頭の福浦選手が安打し、四球の後、右飛で三塁に進み、オーティズ選手の犠飛で生還と、1安打で1点を追加します。
 一方、2回まで無安打に抑えた小林宏投手ですが、3回に先頭の矢野選手に安打されると、2死後に安打と四球で満塁とします。しかしここは金本選手を一塁ゴロに打ち取り、得点を与えません。
 さらに5回の無死1塁も併殺で凌ぎ、勝ち投手の権利を手に入れます。しかし、6回に連続二塁打で無死2・3塁とされると、金本選手に痛打されます。これを早川選手が美技で抑えたものの、犠飛にはなってまず1点を替佐荒れます。さらに、桧山選手の適時二塁打およびフォード選手の適時内野安打でこの回3失点。結局、6回を7安打2四球3失点で、この回での降板となりました。
 しかし、その裏、三番手の橋本健投手相手に、四球二つで走者をためると、大松選手に適時三塁打が出て、2点を追加。再び6点差とします。
 さらに7回からは小野投手が登板し、三人で抑え、再び流れを戻したかと思われました。
 しかし8回、続投の小野投手がいきなり新井選手に安打されると、金本選手が右翼席に11号2ランを放って4点差に。さらに桧山選手が二塁打を放ち、小野投手は降板となります。続く鳥谷選手は高木投手が抑えたものの、続いて登板した久保投手がまた誤算。初球を葛城選手に右翼席に運ばれて2点差にされると、さらに2安打と四球で2死満塁と、長打が出れば逆転、という場面で新井選手を迎えます。
 ここで千葉は、この回四人目となるシコースキー投手を起用。昨日は1死も取れずに降板していますが、今日は新井選手を三球三振に打ち取ります。
 その裏、タイガースは2点を追う展開ながらもウイリアムス投手を起用。西岡選手が安打したものの、根元選手・福浦選手が連続三振に抑えられ、突き放すことができません。
 そして9回、荻野投手が登板しますが、いきなり金本選手に二塁打された後、桧山選手の内野安打で無死1・3塁とし、続く鳥谷選手の適時打で1点差に。さらに、1死後に矢野選手の犠飛でついに9対9の同点となってしまいます。
 とはいえ、同点止まりなので、タイガースは必勝継投はできず、9回裏には渡辺投手を起用。簡単に二死を取られますが、そこからオーティズ選手が四球を選びます。ここで、打順は守備固めで入っていた大塚選手でしたが、代打に昨日および今日ここまで出番がなかったズレータ選手が登場。簡単に追い込まれましたが、続く三球目を右中間に弾き返すと、一塁走者のオーティズ選手が激走し、サヨナラ勝ちとなりました。
 7点差を追いつかれたのは褒められた事ではありませんが、要所でさらなる得点を与えなかったのが、サヨナラにつながったと言えるでしょう。特に、8回裏のシコースキー投手の活躍は大きかったと思います。
 これで千葉はタイガースに連勝し、カード勝ち越しも決めました。一方のタイガースは今季初の3連敗となっています。まあ、ここまで3連敗がなかった、という事が凄いと言えるのですが・・・。タイガースにはぜひとも、今日を最後の3連敗とし、そのままCS優勝まで突っ走ってほしいものです。観客数は連日の満員御礼となる3万18人でした。

 札幌で行なわれた北海道-東京はグリン投手と村中投手が先発。3回に川島慶選手の二塁打を放つと、犠打で三塁に進み、内野ゴロの間に生還して、東京が先制します。さらに5回には1死から宮本選手が通算1500本目となる安打で出ると、青木選手の適時二塁打で追加点を挙げ、1死後にはユウイチ選手にも適時二塁打が出て、3対0とします。
 ここのところ勝星がなかった村中投手ですが、今日は初回・6回に先頭打者に安打されたものの中軸を押さえるなど、北海道打線を抑えます。結局、7回を4安打1四球無失点という内容でした。
 そして8回は押本投手が抑え、9回は昨日サヨナラ負けした林投手が登板。簡単に2死を取りますが、そこから小田選手に本塁打され、さらに安打もされますが、最後は抑え、3対1で東京が勝っています。観客数は3万1千5百人ほどでした。

 仙台で行なわれた東北-読売は岩隈投手とグライシンガー投手が先発。0対0で迎えた3回裏、1死から四死球で東北が好機を貰うと、草野選手の2点適時二塁打で先制し、さらに山崎武選手にも適時打が出て、東北がこの回計3点。グライシンガー投手はこの回で降板となりました。
 その後、東北は追加点機を逸しますが、岩隈投手は安打こそされるも、要所を締めます。終わってみれば7安打ながら無四球で完封し、2004年以来となる10勝目を早くも挙げています。観客数は2万449人でした。

 所沢で行なわれた埼玉-広島は帆足投手とルイス投手という好調同士の対決。ともに本来の調子という感じではなく、5回を終わって2対2という展開になります。
 そして迎えた6回、この回先頭の石原選手が4号ソロを放って勝ち越します。さらに8回には1死から木村選手が安打し、牽制で誘い出されるも二塁セーフに。そして続く赤松選手に適時打が出て、広島が追加点を挙げます。
 ルイス投手は7回を7安打1四球ながら2失点にまとめ、8回は横山投手が抑え、9回は永川投手が中軸を三人で抑えて通算100セーブを達成。広島が4対2で勝って3連勝しています。観客数は2万8千6百人ほどでした。

 福岡で行なわれた福岡-横浜は和田投手と佐藤投手が先発。今日も初回に横浜が先発しますが、その裏、松中選手の12号ソロで福岡が追いつくと、2回に中西選手の2号2ランが出て福岡が勝ち越します。
 その後も福岡は着実に追加点を挙げ、一方、和田投手は昨日の杉内投手に続き、「スミ1」で1失点完投。6対1で福岡が連勝し、交流戦単独首位になっています。観客数は3万4千7百人ほどでした。

 大阪ドームで行なわれた合併球団-ドラゴンズは近藤投手と中田投手が先発。0対0で迎えた6回表、内野安打と犠打失策でドラゴンズが好機を作ると、中村紀選手の適時打で先制し、さらにウッズ選手・和田選手に連続適時打が出て、この回、4点を先制します。
 中田投手は7回まで0点に抑えますが、8回に後藤選手に2試合連続となる5号ソロを喫するなど2点を返されます。しかし9回は、昨日逆転サヨナラ本塁打を喫した岩瀬投手が三人で抑えて試合終了。4対2でドラゴンズが勝っています。観客数は2万6千1百人ほどでした。

2008年06月15日 23:51