2008年05月17日

6点差をひっくり返し、連敗を止める

 千葉で行われた千葉-合併球団は小野投手とオルティズ投手が先発。今日は対右ですが、一週間前の「固定オーダー」とは異なり、ズレータ選手が四番に。また、早川選手が六番に入り、七番がベニー選手、という顔ぶれでした。
 小野投手は立ち上がり、1死から安打と四球で1・2塁とすると、続くローズ選手の打球が一塁ベースに当たる適時打となり、さらにカブレラ選手にも適時打を喫して、いきなり2点を失います。

 さらに2回表は先頭の日高選手の投ゴロを捕りきれずに内野安打にしてしまい、犠打の後に坂口選手の適時打、さらには村松選手の適時三塁打で追加点を奪われます。
 続く北川選手の内野ゴロで三塁走者の村松選手がアウトになって2死1塁とし、これで何とかなったと思いきや、続くローズ選手がバックスクリーン近くに11号2ランを放ってこれで6対0に。さらにカブレラ選手に安打されたところで小野投手は降板。昨日の渡辺俊介投手と同様、2回表、打者14人でのKOでした。
 連日の序盤での大差に、これで最下位転落かとも見ていた時は思いました。しかし、初回は三人で抑えられたオルティズ投手に対し、2回に先頭のズレータ選手が歩くと、大松選手が安打した後、早川選手の足に投球が当たって無死満塁となります。
 さらにベニー選手が適時打を放つと、今江選手と金澤選手が連続2点適時二塁打を放ち、あっという間に1点差に。金澤選手はデビュー以来の連続安打を7としました。
 さらに1死後、根元選手が遊ゴロに打ち取られるも。大引選手が掴みきれずに失策となって1・3塁に。続く福浦選手の内野ゴロが併殺崩れになって、同点となります。さらにズレータ選手は内野フライに打ち取られますが、風速1mであるにも関わらず、慣れない三塁守備だった北川選手が落球。6対0から一気に逆転しました。
 2回途中から救援した神田投手は3回に日高選手に同点ソロを打たれます。しかしその裏、先頭の早川選手が左前に落ちた当たりを俊足で二塁打にすると、ベニー選手が安打でつないで1・3塁とし、今江選手の2打席連続適時打で再び勝ち越します。さらに、金澤選手の内野ゴロの間にもう1点入り、2点差としました。
 3回こそ同点弾を打たれた神田投手ですが、4回は中軸を三人で押さえます。そして5回から登板の根本投手も、いきなり二塁打され、四球と犠打で1死2・3塁とするも、後続を抑えて無失点に。続く6回もまた無死1・2塁とするも、ローズ選手を併殺に打ち取るなど、走者は出すものの得点は許しません。
 そして6回裏には先頭の西岡選手が安打すると、根元選手と福浦選手の連続適時打で2点を追加して4点差に。これでさすがに、流れは千葉のものになったと思いました。
 以下、アブレイユ投手・川崎投手継投で合併球団打線を封じ、8回にはズレータ選手がダメ押しの2号ソロを放って12対7に。そして9回裏は荻野投手が三人で抑え、千葉が連敗を止めるとともに、最下位転落を免れました。観客数は2万5千8百人ほどでした。

 仙台で行われた東北-埼玉はドミンゴ投手と帆足投手が先発。初回、東北は簡単に二死を取られますが、三番に抜擢された中島選手が安打すると、連続四球で満塁とし、続くフェルナンデス選手に適時打が出て先制。帆足投手の連続無失点を20イニングで止めました。
 その後は投手戦となり、1対0のまま終盤に。ドミンゴ投手は7回まで埼玉打線を3安打に抑えます。しかし8回に先頭打者に安打された後、バスターを決められ、さらに安打で無死満塁に。続くブラゼル選手を併殺に打ち取りますが、その間に三塁走者が生還して追いつかれます。
 さらに9回は前の回から登板の小山投手が1死から二塁打されると、四球さらには死球でまたもや満塁に。そして片岡選手に犠飛が出て、埼玉が勝ち越します。
 その裏、埼玉は当然ながら今季ここまで失点0のグラマン投手を起用。しかし、スタメンに抜擢されていた高波選手が1死から二塁打を放つと、守備の乱れもあって三塁に進みます。ここで渡辺直選手がスクイズを決め、グラマン投手に今季初失点をつけるとともに、延長に持ち込みます。
 そのまま双方継投陣が踏ん張って迎えた12回裏、今季初登板の岡本篤投手を起用。対して、先頭の渡辺直選手が四球で出て犠打で進むと、続く草野選手が左前に弾き返します。これを栗山選手が前進して取ろうとしますが、目の前で打球が弾んで頭を越え、記録は失策となって東北が3対2でサヨナラ勝ち。10回途中から登板した川岸投手が移籍後初勝利を挙げました。
 埼玉は4月23日以来、約1ヶ月ぶりの連敗ならびにカード負け越しとなっています。観客数は1万4千2百人ほどでした。

 福岡で行われた福岡-北海道は、先週の函館と同じく杉内投手と藤井投手が先発。今回も投手戦となりましたが、5回に先頭の鵜久森選手の安打を足がかりに、犠打と安打などで1死2・3塁になると、高口選手の適時打で北海道が先制。さらに田中選手の内野ゴロの間にもう1点入ります。
 一方、先週は援護なく敗れた藤井投手ですが、4回の2死満塁を凌ぐなど、6回まで福岡打線を無失点に抑えます。
 ところが7回裏、1死1塁から辻選手が遊撃にハーフライナー性の当たりを放ちます。これを陽選手がワンバウンドで捕球すると、一塁走者はライナーと思って止まっています。したがって、二塁は自分で塁に入っても余裕でアウトなのですが、陽選手は併殺を意識しすぎたのか二塁へ悪送球してオールセーフとなって1・2塁に。そして、2死後に本多選手の適時打で1点差となります。
 さらに8回、藤井投手は先頭の松中選手を歩かせて降板。普段ならここで武田久投手ですが、マイケル中村投手が怪我で離脱したために建山投手が登板します。そして、1死後に柴原選手に安打されて1・3塁となると、本日誕生日の松田選手の適時打で福岡が追いつきます。
 一方、杉内投手は6回以降は北海道打線を2安打に抑え、9回も三者連続三振を奪います。そして迎えた9回裏、北海道は建山投手を続投。しかし、先頭の本間選手が安打し、続く本多選手が犠打を決めます。ここで北海道は宮本投手を投入しますが、川崎選手の当たりは中堅方向へ。森本選手がグラブを差し出すも惜しくも届かず、福岡が3対2でサヨナラ勝ちしています。観客数は3万2百人ほどでした。

 甲子園で行われたタイガース-東京は岩田投手と石川投手が先発。初回、石川投手の制球が定まらず、3四球で満塁となった後、鳥谷選手の2点適時打が出て、タイガースが1安打で2点を先制します。そのまま2対0で迎えた6回には、1死1・3塁から鳥谷選手がまたも適時打を放ち、3対0となります。
 岩田投手は7回を投げて5安打2四球で東京打線を0点に抑えます。その後はウイリアムス投手・藤川投手がいずれも走者は出したものの東京打線を抑え、3対0でタイガースが完封勝ちしています。観客数は4万3千5百人ほどでした。

 名古屋で行われたドラゴンズ-横浜は川井投手と小山田投手が先発。5回にドラゴンズが2点を勝ち越すも、直後に横浜が2点を取って同点に。しかしその裏、1死1塁から井端選手と李選手に連続本塁打が出て、ドラゴンズが3点を勝ち越します。
 8回に横浜が2点を取って1点差としますが、その裏、ウッズ選手が本日3打点目となる9号ソロを放って7対5とします。
 これで9回を岩瀬投手が抑えて試合終了と思いきや、いきなり先頭打者に四球を与えます。さらに1死後、金城選手の当たりを荒木選手が好捕はしたのですが送球がそれ、1・2塁となります。
 さらに大西選手の安打で満塁とすると、仁志選手・内川選手の連続適時打で同点に。さらに村田選手が左中間を抜く3点適時打を放ち、一気に横浜が逆転。その裏は寺原投手が抑え、10対7で横浜が逆転勝ち。岩瀬投手は昨年7月16日以来となる5失点で敗戦投手となっています。観客数は3万7千4百人ほどでした。

 東京ドームで迎えた読売-広島はグライシンガー投手と篠田投手が先発。同点で迎えた6回に、本日誕生日のシーボル選手が5号2ランを放ってカープが勝ち越します。これでプロ2勝目の権利を得た篠田投手ですが、その裏、走者を出したところで降板し、二番手の林投手が打たれて同点となります。
 さらに7回に読売が勝ち越しますが、9回に、クルーン投手から安打と四球で1死1・2塁とし、さらに重盗で2・3塁とした後、東出選手に適時打が出て広島が追いつき、延長に入ります。
 そして迎えた10回表、5番手の門倉投手から先頭のアレックス選手が安打すると、続く栗原選手が右翼席に4号2ランを放って広島が勝ち越し。さらに梵選手の犠飛でこの回3点を奪います。
 そして9回から登板した永川投手がその裏も抑え、8対5で勝利。直接対決を制して4位に浮上しています。観客数は4万1千9百人ほどでした。

2008年05月17日 23:18