2008年04月13日

連日のサヨナラで2週間ぶりの連勝

 千葉で行われた千葉-北海道を観戦に行きました。この三連戦では、毎年恒例の「北海道物産展」をやっていました。球場の外と中にそれぞれ売店があったのですが、外のほうはかなりの列ができていたので、中で買うことにしました。ただ、こちらは空いていたのですが、品揃えがあまり良くなく、買うつもりだった「海鮮親子丼」などは売り切れていました。
 結局、毎年買っている「ジンギスカン丼」と、試食したところ美味しかった「別海町のパン」を買いました。
 試合のほうは、渡辺俊介投手とグリン投手が先発。昨日に続き、開幕三連戦の時と同じ顔ぶれです。そして今日の打順ですが、高卒三年目の細谷選手が、一軍初昇格で即八番一塁でスタメン入りしました。また、昨日サヨナラのホームを踏んだ角中選手も六番で今季初スタメンとなっています。そして、オーティズ選手とベニー選手が外れ、「純国産打線」でのぞむ形になりました。そして三番には大松選手が、五番には今季初クリーンアップとなる橋本選手が入りました。

 試合開始前のファンサービスですが、今日は北海道物産展とのからみもあって、北海道のマスコットであるB.B、さらには二軍マスコットの「カビー」も来ていました。B.Bは昨年の開幕戦同様、スタメン発表時にまず左翼席前で、北海道の選手の打席をものまねし、続いて右翼席前に移動して、千葉の選手のものまねをしていました。
 そして、「八番・ファースト・細谷」とアナウンスがあった時は、「誰だ?それ?」という感じでズッコケていました。もっとも、この発表の瞬間は、球場全体が衝撃に包まれていた、という感じではありました。
 試合のほうですが、渡辺俊投手は、先頭の森本選手にいきなり安打され、続く田中選手が犠打で送った後、稲葉選手の適時二塁打と、あっさり先制を許してしまいます。
 渡辺俊投手は続く2回も先頭打者に安打され、3回は2死から二塁打と、その後も危機を作りますが、いずれも凌いで、追加点は与えません。
 一方のグリン投手ですが、初回・二回と三人で終えます。続く三回は先頭の今江選手が安打し、続くプロ初打席の細谷選手は内野ゴロで走者が入れ替わります。続く田中雅選手が詰まりながら右前に落として1・2塁としますが、根元選手と早川選手が倒れ、得点できません。
 その後、試合は投手戦に。渡辺俊投手は得意の打たせて取る投球でアウトを重ねますが、グリン投手も力強い投球で、千葉打線はまともな当たりをほとんど放てません。
 そして6回表、渡辺俊投手は先頭の森本選手に内野安打されて犠打で進まれるという、初回と同じ状況を作ります。しかし、先ほど適時打の稲葉選手を、内角にくいこむ緩い球で三振に打ち取り、高橋選手は歩かせたものの、スレッジ選手を打ち取ってここを凌ぎます。しかしその裏、千葉も1死から根元選手がフラフラと上がりながら左翼フェンスに当たる二塁打を放つも、後続が打ち取られ、得点できません。
 しかし続く7回、先頭の橋本選手が安打し、角中選手が送ります。ここで今江選手は倒れましたが、続く細谷選手が追い込まれながら四球目のボール球を一・二塁間に弾き返し、橋本選手が生還。三打席目でのプロ初安打が貴重な同点適時打となりました。
 その後、両投手が譲らず、9回をともに1失点で終え、延長戦に入りました。
 そして、10回表も渡辺俊投手は続投します。先頭の工藤選手に安打され、犠打で進まれますが、最後は本日二安打の森本選手を打ち取り、これで9イニング連続無失点とします。
 その裏、北海道は二番手に武田久投手を投入しますが、こちらも、先頭の今江選手が安打します。そして、続く細谷選手のバントを、武田久投手は二塁に送球するもセーフに。さらに続く田中雅選手のバントを、今度はジョーンズ選手が三塁に送るもこれまたセーフと、連続野選で無死満塁のサヨナラ機となりました。
 ここで根元選手が初球を弾き返すと、三塁手の頭を越えるサヨナラ打に。千葉が連日のサヨナラ勝ちで3月29日以来となる連勝を達成しました。
 今日もユニフォームは昨日に続いて「誠・新バージョン」でした。このユニフォームを着て行った試合はこれで3回やっていずれもサヨナラ勝ち、という結果になっています。
 お立ち台にはサヨナラ打の根元選手と、10回完投勝利の渡辺俊投手、そしてプロ初出場で貴重な同点だを挙げた細谷選手の三人が上がりました。
 観客数は雨模様と寒さがあって、1万6千2百人ほどでした。
 試合終了後は、球場前で両チームのマスコットが並んでグリーディングをやっていました。「カビー」は、千葉のユニフォームを着た上に、旗まで振ると、サービス精神が旺盛でした。そんななか、千葉・北海道のファンが入り交じって楽しんでいました。

 仙台で行われた東北-合併球団は朝井投手と川越投手が先発。初回に4点を取って逆転した東北が2回にも2点を追加して早々と川越投手をKO。さらに中盤にも追加点を挙げ、5回で12点を奪います。朝井投手は5回を5安打3四死球4失点ながら大量点に守られて2勝目、12対6で大勝した東北は3連勝。本拠地では8戦8勝となっています。観客数は1万2千8百人ほどでした。

 福岡で行われた福岡-埼玉は和田投手とキニー投手が先発。両先発がともに4失点という打撃戦となり、同点で迎えた9回裏に仲澤選手がサヨナラ適時二塁打を放ち、福岡が5対4で勝ちました。福岡は早くも今季4度のサヨナラ勝ち。また久米投手が早くも3勝目を挙げています。観客数は2万9千5百人ほどでした。

 横浜で行われた横浜-タイガースはウッド投手と福原投手が先発。1点を追うタイガースは8回に無死2・3塁から新井選手の適時打で追いつくと、金本選手の適時打で逆転。さらに内野ゴロの間に1点を追加します。
 その後は、久保田投手と藤川投手がともに安打は許すものの無失点に抑え、そのまま3対1で勝っています。観客数は1万8千8百人ほどでした。

 広島で行われた広島-ドラゴンズは長谷川投手と吉見投手が先発。17安打と打ちまくったドラゴンズが7点を奪います。一方の広島打線も11安打2四死球と走者は出しますが、あと一本が出ません。結局、11残塁で吉見投手に二試合連続完封を許しています。観客数は1万6百人ほどでした。

 東京ドームで行われた読売-東京は木佐貫投手と増渕投手の先発で読売が勝ったようです。観客数は4万3百人ほどでした。

2008年04月13日 18:43