2007年12月18日

大は小を兼ねない

 とある、東日本を代表する大企業に打ち合わせをしに行きました。社のイメージそのままの巨大なビルが駅前にあり、一番下のフロアを歩いただけでしたが、迷路のように感じました。しかも、これは本社ではなく、支店だというのですから驚きです。
 入ってすぐに、「打ち合わせブース」みたいな仕切りが何カ所もあるのですが、そこは先約で満杯だったのか、別の所に通されました。なぜかそこは、高価そうなソファーがあり、奥には絵がかかり、扉は天井まである、というやけに豪華な部屋です。どうみても、業者とちょっと打ち合わせをするような部屋ではありません。

 まあ、単に他に場所がなく、空いた高級応接室を使った、という事なのでしょう。しかし、「大は小を兼ねる」というわけにはいかず、このテの打ち合わせにはあまり便利ではありませんでした。ちなみに、ソファには空きがあったものの、招待者である大企業の社員は、わざわざ別の椅子を持ちこんでいました。部屋の意味がわかっているだけに、おそれ多くて座れなかったのでしょうか。
 というわけで、豪華さと裏腹に、えらい不便な形で話はすすみました。やはり、どんなものにも「分相応」というのはあるものだな、などと思ったひとときでした。

2007年12月18日 00:04