2007年12月02日

タイヤとグルメ

 ちまたで、「東京版ミシュラン」という本が話題になっています。私は、食通とは縁遠い人間ですが、さすがに「三つ星」とか「恨ミシュラン」なる単語により、ミシュランなる、星印の数で店の格付けを行う食通ガイドブックが存在する事くらいは、以前から知っていました。
 一方、勤め先のすぐそこに、フランス企業の「ミシュランタイヤ」の日本本社があります。これは、今の社屋に来るまで会社の存在も知らなかったのですが、なかなか立派な事務所です。あと、入口には奇妙な形のイメージキャラクターの像が飾ってあり、異彩を放っています。

 ところが、その「グルメガイド」と「タイヤ販売業」が同じ会社によるものだということに、ごく数日前に指摘を受けるまで、気付いていませんでした。冷静に考えれば、どちらも名前が同じ上に、フランス発なのですから、同じ会社がやっているに決まっています。ところが、なぜか頭の中で、二つが全く別世界のものとして分類されていたようで、言われるまで気づきもしませんでした。
 毎度の事ですが、思いこみによる誤認識というものは不思議なものです。この年になるとなかなか難しい事は分かってはいますが、もう少し頭の柔軟性がほしいものです。

2007年12月02日 23:44