2007年10月13日

CS第二S第1戦、初戦を落とす

[ 野球 ]

 今日からクライマックスシリーズ第二ステージのファイターズ対マリーンズが札幌で開幕となりました。パブリックビューイングが開催されたので、マリンスタジアムで観戦しました。解放されたのはバックネット裏周辺のSS指定とS指定の部分だけでしたが、試合開始早々に満席となり、急遽一塁側A指定の部分も開放していました。
 試合のほうはダルビッシュ投手と久保投手が先発。オーダーはほぼ第一ステージ最終戦と同じ。八番DHが橋本選手からベニー選手になったのと、オーティズ選手が六番に上がった事くらいが相違点でした。
 初回、先頭のTSUYOSHI選手がいきなりバント安打を決め、さらに盗塁で二塁に進みます。しかし、後続がなく、いきなりの無死2塁を生かせません。その裏、久保投手は一死から四球と安打で1・3塁としますが、そこから四・五番を連続三振に打ち取って0点に抑えます。

 続く2回表、マリーンズは先頭の里崎選手が中前打を放つと、オーティズ選手が四球を選んで無死1・2塁と再び先制の好機を作ります。続く大松選手の深い中飛で1・3塁とすると、続くベニー選手の内野安打の間に里崎選手が生還し。単打1本で先制します。
 ところがその裏、久保投手は1死を取った後、連打で1・2塁とし、さらに続く鶴岡選手の打球が内野安打となって1死満塁に。そして森本選手の右翼への当たりをサブロー選手が捕りきれず、適時二塁打となって即座に逆転されます。
 するとマリーンズベンチは早くも久保投手をあきらめて高木投手を投入。しかし、田中賢選手に2点適時打を打たれ、この回合計4点を失ってしまいました。
 逆転された直後の3回表、先頭のTSUYOSHI選手が二塁打を放つと、続く早川選手がセーフティバントを決めて無死1・3塁に。しかし続く福浦選手は二塁ゴロ併殺打で、その間にTSUYOSHI選手が生還したものの、2点差に迫ったのみとなります。
 マリーンズは3回からは小宮山投手が登板。さらに4回に安打と犠打で1死2塁となり、左の田中賢選手を迎えると、藤田投手が登板します。さらに内野ゴロと四球で2死1・2塁となると、何と五番手に清水直行投手が登場。バレンタイン監督就任以来初のリリーフ登板となります。
 その清水直投手ですが、4回の危機はセギノール選手を1球で打ち取ります。しかし5回に先頭打者に安打されると、2死から金子誠選手の右翼への飛球をまたもサブロー選手が捕りきれず、適時三塁打となり、1点を追加されてしまいました。
 一方、序盤不安定だったダルビッシュ投手ですが、4回からは本来の投球を見せ、マリーンズ打線を封じます。5回2死からTSUYOSHI選手が四球を選ぶも、4回から8回まで他に走者が出ません。
 一方の清水直投手も、毎回安打で走者は出しますが、要所は押さえます。7回も1死から二塁打されて、2死後に左前打されますが、前進守備の大松選手の好返球で余裕の本塁アウトとします。
 そしてダルビッシュ投手は9回も続投。死球で2死1塁となった後、オーティズ選手がチームにとって3回以来となる安打を放ち、1・2塁に。一発出れば同点という局面でしたが、大松選手が打ち取られて試合終了となりました。
 これでファイターズが先勝しました。過去三年の第二ステージはいずれも初戦を勝ったチームが制しているだけに、ファイターズが優位に立ったとは言えるでしょう。観客数は4万2,222人でした。
 なお、今日のパブリックビューイングでは、普段はいつも同じ衣装を着ているマスコットの「リーンちゃん」「ズーくん」が、「マーくん」にあわせて黒のビジユニを着用していました。「クール」も含め、無料開放ながら、いつも以上に子供ファンへのサービスを熱心にやっていました。
 また、試合終了後に相方が記念写真を撮ってもらったのですが、「リーンちゃん」はわざわざそのユニにあわせた黒いリボンを頭につけていました。毎度ながら、「プロの仕事」をしているものだと感心させられました。

 一方、今日からセリーグも第一ステージが開幕。名古屋でドラゴンズ対タイガースが行われました。先発は川上投手と下柳投手でした。初回に下柳投手は、先頭の荒木選手に安打されるとすかさず盗塁を許し、犠打で進まれた後、森野選手の適時打で先制され、さらにウッズ選手に2ランが出ていきなり3点を失います。
 一方の川上投手は立ち上がりから完璧な投球。5回まで無走者の上に奪三振は9と、タイガース打線を寄せ付けません。
 一方、下柳投手も安打はされながらも2回以降は追加点は与えませんでしたが、4回に先頭の谷繁選手にあとわずかで本塁打という二塁打を打たれ、犠打で三塁に進まれたところで降板します。しかし、二番手の渡辺投手も好投し、4・5回と追加点を許しません。
 タイガースは6回に関本選手が初安打を放ちますが、ここも0点に終わります。するとその裏、3点を追う展開ながら久保田投手を起用します。しかしこれが大誤算。いきなり安打されて、犠打と安打で1死1・3塁とすると、井端選手に適時打を喫し、さらに森野選手が3ラン。一気に4点を追加されて7点差となり、これで実質試合は決まりました。
 川上投手は7回を2安打無失点。すると8回から落合監督は、継投陣のテストをするかのごとく、細かい継投を行います。8・9回で何と6人の投手を起用。タイガース打線も安打こそは放ちましたが、得点には至らず、結局完封リレーを喫し、7対0でドラゴンズが快勝しました。観客数は3万8千3百人ほどでした。

2007年10月13日 22:38