2007年10月11日

認識率と距離

[ 交通 ]

 自動改札のSuicaですが、つい最近まで、よく「置いたのに読んでくれない」という事がありました。何ら不正をしていないのにも関わらず、扉が閉まって読み取り部分が赤く点滅する、というのはかなり不愉快なものです。同じ経験をした人は多いようで、Suicaを読み取り機に叩きつけるようにして認識させている人も少なからず見ています。私の場合、携帯ですから、叩きつけるわけにはいきません。しかし、認識に失敗すると、つい、読み取り部分からほんのわずかだけ離れた携帯をグリグリと動かしたりしていました。
 そんなある日、ニュースで「バスのPASMO読み取り機が、かなり離れているにも関わらず、Suicaなどのデータを間違って読んでしまう」という話を知りました。その時、「それだけ離れて読み取れるなら、Suicaも近づける必要はない」という事に気づきました。
 そして駅の改札で実践したところ、不思議な事に、それ以来、読み取りエラーが発生率がゼロになりました。理屈は分かりませんが、もしかすると、一定以上離したほうが、認識率がよくなるのでしょうか。なんか、「北風と太陽」みたいな現象です。
 いずれにせよ、それ以来、あの「ちゃんとかざしたのに改札が閉まる」という悲劇(?)から解放されました。もしこれを読んだ方で、認証ミスで不快な思いをした経験があるのなら、一度試してみる価値はあると思います。

2007年10月11日 23:46