2007年10月05日

清水直投手、遅ればせながら今季初完封

[ 野球 ]

 仙台のイーグルス対マリーンズは林恩宇投手と清水直行投手が先発。今日は昨日のヒーローであるサブロー選手がスタメンから外れ、代わりにワトソン選手が四番に。そして右投手相手ですが、竹原選手が8番DHに入りました。また、今日が本拠地最終戦となるイーグルスは、今季限りでの引退を表明している関川選手が一番に入りました。
 初回、先頭のTSUYOSHI選手が二塁打を放つと、四球の後、福浦選手に適時打が出て、マリーンズが先制。さらに続く無死1・3塁でワトソン選手は併殺に倒れますが、その間にもう1点が入ります。

 今季レギュラーシーズン最終登板となった清水直投手ですが、今日は3回を1安打に抑えます。すると4回、1死から安打で出た大松選手が盗塁すると、送球がそれて一気に三塁に。そして四球の後、竹原選手が犠飛を放って追加点を挙げます。
 ここのところ中盤に崩れる事の多い清水直投手は、4回に安打と四球で無死1・2塁とします。しかし、続く山崎武選手の安打性の当たりを、早川選手が好捕。これで乗ったのか、後続も抑え、ここも0点に抑えます。
 続く5回も2死から関川選手が結果的に現役最後の安打となる二塁打を放ちます。さらに安打で1・3塁となりますが、清水直投手はここも凌ぎます。
 マリーンズ打線は5回から登板のドミンゴ投手に抑えられます。しかし、清水直投手も後半、さらに調子を上げ、イーグルス打線を封じます。7回も2死から四球を出しますが、続く関川選手は内野ゴロ。関川選手も一塁にヘッドスライディングを見せますが、一塁はアウト。最後まで関川選手らしいプレイでした。
 そして9回表は、これまた今季引退する吉田豊彦投手が登板。先頭の竹原選手は安打しますが、続く今江選手は打ち取られます。これが吉田投手の現役最後の投球となりました。
 清水直投手は結局6回以降は無安打投球。9回も三人で抑え、4安打3四球でイーグルスを0点に抑え、遅ればせながらの今季初完封で6勝目を挙げました。観客数は2万2百人ほどでした。
 試合終了後は野村監督の挨拶に続き、両選手の引退セレモニーを開催。吉田投手が開口一番で「もっと投げたかった!」と叫んだのが印象に残りました。

 名古屋のドラゴンズ対カープは川上投手と高橋投手が先発。5回にカープが先制しますが、7回にドラゴンズが森野選手の17号ソロで追いつき、延長戦に入ります。
 そして11回、カープが暴投で勝ち越すも、その裏、1死満塁から押し出し死球でドラゴンズが追いつき、12回に入ります。
 12回表、ドラゴンズは9番手の高橋投手が登板。この時点で、両チームあわせて17投手のプロ野球記録に。さらに2死から岩瀬投手が登板し、一チームで10投手のタイ記録を作ります。
 その裏、カープは両チームあわせて19人目となる斎藤投手が登板。2死2塁で打席には井端選手が入ります。フルカウントから井端選手がファウルフライを打ちますが、これを嶋選手がグラブに当てながらも取れません。すると命拾いした井端選手は右前にサヨナラ打を放ち、ドラゴンズが3対2で勝ちました。観客数は3万7千9百人ほどでした。

 神宮のスワローズ対ベイスターズは増渕投手と三橋投手が先発。初回にリグス選手の内野安打でスワローズが先制すると、5回にはガイエル選手の33号2ランで追加点を挙げます。
 9回に高津選手が村田選手に35号ソロを打たれたものの、後は抑えたスワローズが3対1で勝っています。増渕投手は8回途中まで6安打1四球無失点でプロ初勝利。また、ラミレス選手が右打者では初となる200本安打を達成しています。観客数は1万4千8百人ほどでした。

2007年10月05日 00:50