2007年08月28日

第三者の一言

 一年半ほどの付き合いがある人で、どうしても理解不能な人がいます。一応、会社を経営しているらしいのですが、創業者であるにも関わらず、「起業家らしさ」が感じられません。本人の話を聞いた限りは、苦労して今の地位に上り詰めたかのようなのです。しかしながら、具体的にどのような苦労をしたかは本人の口からもほとんど聞かれません。そしてたまに聞く苦労とやらも、現実的に考えると、「いくら何でもそんなことあるわけないだろう」という内容のものです。もちろん、その苦労に裏付けられた実力のようなものも一切感じられません。
 というわけで、知り合い同士で不思議に思っていました。そんな中、ほとんどその人を知らない人と話す機会がありました。そしてその人の話をしたところ、しばらくすると「金持ちのボンボンが、親の金で会社をやらせてもらったのでは?」と素朴な疑問を口にしました。
 言われて見ると目から鱗で、かなりの辻褄があいます。
 もちろん、それが真実なのかどうかは分かりません。とはいえ、先入観を捨ててちょっと視点を変えると、それまで思いつかないような、かつ整合性の高い考え方ができるものだ、という事に気づき、非常に参考になりました。

2007年08月28日 00:47