2007年08月19日

成瀬投手、無四球完封で11勝目

[ 野球 ]

 札幌のファイターズ対マリーンズはグリン投手と成瀬投手が先発。初回、先頭のTSUYOSHI選手が歩くと、すかさず盗塁。するとこれが失策を読んで三塁まで進みます。すると続く早川選手が右翼に犠飛を打ち上げ、マリーンズが無安打で先制します。
 一方、対ファイターズ2戦2勝ながら、ここ2試合続けて3失点の成瀬投手ですが、今日は立ち上がりから素晴らしい投球で初回を三者凡退に。続く2回も先頭のセギノール選手に安打されたものの、後続を抑えます。

 中四日で登板のグリン投手ですが、初回に守備のミスで失点した以降は、安定した投球でマリーンズ打線を抑えます。成瀬投手も好投を続け、月間MVP対決にふさわしい投手戦となります。ただ、グリン投手は審判の判定にかなりイライラする場面が見受けられました。一度は判定に対して何か言い、ヒルマン監督がベンチを飛び出して、審判には何も言わずにグリン投手に注意する、などという場面もありました。
 成瀬投手は4回二死からセギノール選手に二塁打を打たれ、初めて得点圏に走者を進めますが、ここも高橋選手を抑えます。そのまま、6回まで両チーム合わせて5安打という投手戦が続きます。
 試合が動きかけたのは7回、1死からオーティズ選手が詰まりながら中前に落とすと、2死後にベニー選手が四球。するとここまで3安打3四球1失点自責点0のグリン投手ですが、中四日で100球越えという事もあり、ここでファイターズベンチは江尻投手に交代します。その代わりばなを今江選手が右前に安打しますが、前進守備もあって生還できず。続くTSUYOSHI選手も1-3まで選びますが、最後は三邪飛に倒れ、追加点を挙げられません。
 こういう後は得てして流れが変わりそうなもの。しかし、その裏の成瀬投手は先頭打者に安打され、犠打で進まれるものの、そこから代打の田中幸選手、さらに前の打席で安打されている工藤選手を抑え、ここも0点に抑えます。
 すると8回に先頭の早川選手が右翼線を抜く三塁打を放ちます。ここでファイターズは一昨日福浦選手を抑えた歌藤投手を起用しますが、福浦選手が適時打を放ち、マリーンズに大きな追加点が入ります。
 成瀬投手はその裏も三者凡退に抑えると、9回のマウンドにも上がります。今日5安打のうち4安打を打たれているクリーンアップとの対戦ですが、ここも三者凡退に。今季三度目の完封を今季二度目の無四球で飾って11勝目。防御率をさらに下げ、さらに上がった勝率とともに一位を堅持しました。
 マリーンズは少ない好機を生かして2対0でファイターズに連勝。ゲーム差を4までに戻しました。観客数は41,539人でした。

 仙台のイーグルス対ホークスは永井投手と大隣投手という大卒新人対決。イーグルスは4回まで毎回の5安打を放ちますが、得点はできません。しかし5回、死球を足がかりに、高須選手の今季1号2ランが出て、ついにイーグルスが先制します。
 その後もイーグルスは毎回安打しながら追加点を挙げられない拙攻ながら、永井投手は7回まで3安打無失点。8回に城所選手のプロ1号で1点差となり、この回で降板します。しかし、以下有銘投手・小山投手の継投。ホークスも9回2死から走者を二人出しますが、最後は小山投手が踏ん張り、2対1でイーグルスが勝利。3カード連続勝ち越しを決めるとともに、久々の単独五位となっています。観客数は1万6千4百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対合併球団は涌井投手とユウキ投手が先発。初回に三番復帰の中島選手の10号ソロでライオンズが先制し、4回には細川選手の2点適時二塁打で追加点。その後も着実に点を重ねます。一方、涌井投手は立ち上がりはやや不安定でしたが、中盤から調子を上げてきます。8回に1点を返されたものの、打線の大量援護が大きく、7対1でライオンズが快勝。涌井投手は15勝目を挙げています。観客数は1万5千2百人ほどでした。

 大阪ドームのタイガース対カープはボーグルソン投手と大竹投手が先発。タイガースは1・2回に先頭打者が安打しますが、先制に結びつけることができません。すると3回、ボーグルソン投手は3安打で1死満塁とすると、栗原選手に押し出し四球を出して先制され、さらに前田選手に2点適時二塁打を喫します。
 一方、3回までは毎回安打が出ていた打線ですが、そこから当たりが止まります。大竹投手に6回を3安打3四球無失点に抑えられると、7回からのカープ継投陣に対し、走者を出せません。9回も永川投手相手に三番からの打順ながら三者凡退で終わり、カープが3対0で勝っています。観客数は3万7百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対ベイスターズは中田投手と土肥投手が先発。同点で迎えた3回にドラゴンズが中村紀選手の13号2ランで勝ち越しますが、直後にベイスターズが追いつきます。
 そのまま同点で迎えた6回裏、この回先頭で、これまで攻守走で失敗のあった英智選手が、今季1号となるソロを放って勝ち越します。さらに英智選手は7回にも適時打を放って追加点。そして8回には安打で出た堂上剛選手の代走で登場した藤井選手の足が生き、井端選手の適時打でダメ押し。9回は岩瀬投手が抑え、6対3でドラゴンズが勝っています。観客数は3万7千7百人ほどでした。
 東京ドームの読売対スワローズは金刃投手と川島投手の先発でスワローズが負けたようです。観客数は4万3千7百人ほどでした。

2007年08月19日 23:25