2007年08月05日

今季最大の圧勝で約二ヶ月ぶりの3連勝

[ 野球 ]

 マリンスタジアムで行われた、マリーンズ対ファイターズ戦を観戦に行きました。昨年に続き、今日は北海道物産展が行われており、各地の名物や地域限定商品を販売していました。ジンギスカン丼を食べたのですが、かなりの美味でした。
 先発は成瀬投手と金村投手という、先週の釧路と同じ顔ぶれです。また、打線のほうも、三日連続で同じ顔ぶれ。違いは、昨日DHの大松選手が左翼手に入り、入れ替わりでベニー選手がDHになっただけでした。
 初回、成瀬投手は外野フライ三つで抑えます。その裏、先週はいきなり連打した金村投手に対し、今日は内野ゴロ二つであっさり二死に。ところが、続く福浦選手が右翼席に4号ソロを放つと、サブロー選手四球の後、オーティズ選手が左翼席に5号2ランを放って先週に続き初回に3点。オーティズ選手は、金村投手相手に二打席連続の本塁打となりました。

 2回表に、成瀬投手は2安打で2死1・3塁とされますが、何とか凌ぎます。するとその裏、先頭の大松選手が歩くと、里崎選手が二塁打を放ちます。その後、2死満塁となったところで、福浦選手が2点適時打を放つと、サブロー選手も続き、この回も3点を追加します。
 これでこの回で金村投手はKOかと思いきや、3回も続投。しかし、1死からまたも大松選手を歩かせると、里崎選手が右中間を破ります。ところが、ゆうゆう生還かと思われた大松選手が、なぜか三塁をまわったところで引き返します。すでに里崎選手は三塁付近まで来ており、これは大ミスかと思いきや、送球がそれ、二塁に引き返した里崎選手はセーフ。そして続く今江選手の犠飛でこの回も追加点を挙げます。
 続く4回も金村投手は続投しますが、先頭の早川選手の当たりを森本選手がダイビングキャッチでグラブに入れたものの、球がこぼれてしまい、その間に早川選手は三塁まで進塁。1死後にサブロー選手の犠飛が出てこの回も点が入ります。
 さらに8対0となった5回も金村投手は続投。しかし、先頭のベニー選手が安打すると、大松選手がこの日三つ目となる四球を選びます。すると続く里崎選手が左翼線を抜いて、これまたこの日三本目となる適時二塁打を放ちます。さらにTSUYOSHI選手の適時三塁打と早川選手の適時打などで、4点を追加して12対0。するとこの試合初めて、投手コーチがマウンドに来て、やっと投手交代。金村投手は自己ワーストの12失点となりました。いくら好調の成瀬投手という事で序盤の大差で逆転の目が薄いとはいえ、この続投はどう見ても異常でした。チーム内で何かあったのでしょうか。
 成瀬投手は5回まで3安打無失点。しかし6回、先頭の森本選手に安打されます。続く田中賢選手の当たりは、遊撃と左翼の間に飛ぶフライ。風速8mという事もあり、TSUYOSHI選手がグラブに当てて落とします。しかし、近くまでいた大松選手が素早く処理して二塁に送球してアウトに。ただでさえ珍しい「外野ゴロ」の中でも特に珍しい「レフトゴロ」を目撃する事ができました。しかし、この幸運もつかの間、続く高橋選手が左翼席に6号2ランを放ってしまいます。これで成瀬投手は1ヶ月ぶりの自責点2となり、ほんの僅かですが、防御率を下げてしまいました。
 しかし、あまりの大差のため、試合には影響はありません。8回に相変らず調子の出ない薮田投手が森本選手に三塁打された後に暴投で1点を返されます。しかしその裏、角中選手が失策で出塁すると、続く堀選手の適時二塁打が出ます。さらに、オーティズ選手の適時二塁打が出た後に大松選手の適時打で今季最多となる15点目。さらに続く里崎選手に本日4安打目となる8号3ランが出て計18点となります。
 9回は調整登板の小林雅英投手が三人で抑え、18対3で試合終了。マリーンズは今季最大の大差となる15点差で、6月初旬以来、2ヶ月ぶりとなる3連勝を達成。首位とのゲーム差も2まで迫っています。
 成瀬投手はこれで初の二桁となる10勝目。防御率と勝率の1位も維持しています。そしてお立ち台に続き、球場正面ステージにも登場。なんでも、今季ステージ登場数第1位だそうです。好成績に加え、人柄もあるのでしょう。観客数は2万9千1百人ほどでした。

 17時開始となった所沢のライオンズ対合併球団は帆足投手とカーター投手が先発。3回に34号ソロを放ったローズ選手が、6回に2打席連続となる35号2ランを放ち、チームが同点となると同時に、この時点で山崎武選手に本塁打数で並びます。そのまま延長に入った10回表、ラロッカ選手とローズ選手の連打で1死1・3塁とした合併球団が北川選手の犠飛で勝ち越し。その裏は加藤大投手が抑え、6対5で勝っています。観客数は1万4千4百人ほどでした。
 仙台のイーグルス対ホークスはドミンゴ投手と杉内投手が先発。ホークスが先制するも、4回に、山崎武選手が再び本塁打数単独首位となる26号3ランを放ち、イーグルスが逆転します。直後の5回にホークスが追いつきますが、8回にイーグルスが四球二つで勝ち越し機を作ると、吉岡選手に適時打が出て勝ち越し。9回にホークスも2死1・3塁まで迫りますが、最後は小山投手が凌ぎ、4対3でイーグルスが勝っています。観客数は2万2百人ほどでした。

 広島のカープ対タイガースは高橋投手と上園投手が先発。2回に桜井選手の適時打で先制したタイガースが、3回にはシーツ選手の約2ヶ月ぶりとなる7号2ランで追加点。その後も得点を重ねます。上園投手は6回を4安打1四球で無失点。その後の継投陣も好投し、切り札三人を使わない完封リレーでタイガースが7対0と快勝しています。観客数は2万6千2百人ほどでした。
 横浜のベイスターズ対ドラゴンズは秦投手と小笠原投手が先発。初回にベイスターズが先制し、投げては秦投手が5回を無失点。終盤は打線が追加点を挙げる一方で継投陣も好投して完封リレー。5対0でベイスターズが勝っています。観客数は2万1千9百人ほどでした。
 神宮のスワローズ対読売は館山投手とパウエル投手の先発でスワローズが負けたようです。観客数は2万8千人ほどでした。

2007年08月05日 01:17