2007年07月18日

成瀬投手、連続完投勝利

[ 野球 ]

 千葉のマリーンズ対合併球団は成瀬投手とデイビー投手が先発。今日は三試合連続で無安打の福浦選手が外れ、また、ベニー選手も二試合連続の欠場。代わりにオーティズ選手が三番に入り、六番は大松選手、七番は青野選手、八番はワトソン選手、九番が塀内選手、という布陣でした。一方の合併球団は昨日乱闘で退場したローズ選手に一試合の出場停止処分が下り、欠場となっています。
 成瀬投手は2回1死からアレン選手の二塁打を足がかりに1・3塁とされると、木元選手に犠飛を打たれ、今日もマリーンズが先制を許します。
 一方、打線は昨年苦手にしたデイビー投手の前に3回まで無安打に抑えられます。しかし、4回に先頭のTSUYOSHI選手がチーム初安打を放つと、内野ゴロで二塁に進み、続くオーティズ選手に昨日に続く同点適時打が出てマリーンズが追いつきます。さらに2死後に里崎選手が適時打を放ち、逆転に成功しました。

 成瀬投手はその後も走者を出しますが、要所を締める安定した投球。しかしデイビー投手の前になかなか追加点を奪えません。6回は先頭のTSUYOSHI選手が安打するも、続く早川選手が犠打失敗。しかも、その際に球を指にあてて負傷交代となってしまいました。その代走の代田選手が盗塁するも、結局追加点を奪えません。
 しかし続く7回、一死から大松選手が左翼席に今季1号となるソロ本塁打を放ち、貴重な追加点が入ります。大松選手の本塁打は約1年1ヶ月ぶりでした。
 直後の8回表、成瀬投手は先頭の大西選手に安打され、さらに2死からラロッカ選手を内野ゴロに打ち取りますが、失策があって一気に2・3塁と一打同点の危機を迎えます。しかし、2回に二塁打されたアレン選手を三振に打ち取り、ここも0点に抑えます。
 そして9回も続投しますが、先頭の阿部真選手に二塁打されます。昨日はここで継投して追いつかれましたが、今日は続投。この無死二塁から三人を打ち取り、3対1でマリーンズが勝利。約半月ぶりの連勝を飾っています。
 成瀬投手は2試合連続完投で8勝目。防御率・勝率ともに1位でオールスターを迎える事になりました。ヒーローインタビューはその成瀬投手と、決勝点および好リードの里崎選手。里崎選手は昨日のローズ選手に暴力をふるわれた件を、まだ怒っているようでした。
 マリーンズはファイターズとのゲーム差も3に縮めています。観客数は1万6千5百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対ホークスは金村投手と杉内投手が先発。初回に大村選手が安打すると、川崎選手の犠打は失敗するも、そこから連続四球で1死満塁に。ここで小久保選手に2点適時打が出てホークスが先制、さらに失策でもう1点入ります。さらに2死後にブキャナン選手に適時打が出て、早くも金村投手はKO。ホークスがいきなり4点リードします。
 ファイターズもその裏に即座に1点を返します。しかし直後の2回表に二番手のスウィーニー投手から1点を追加したホークスが、5回には小久保選手の通算1,000打点となる適時打などで2点を追加し、前半で大差となります。
 杉内投手は初回こそ失点したものの、8回まで5安打無四球でその1点のみ。ファイターズもオールスター前という事もあり、豪華な「敗戦処理陣」で追加点は防ぎますが、結局そのまま7対1でホークスが勝っています。観客数は2万2千5百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ライオンズはバス投手と涌井投手が先発。4回にイーグルスが山崎武選手の31号ソロで先制しますが、5回にイーグルスが逆転してバス投手はKO。しかし6回にリック選手の適時打でイーグルスが追いつきます。
 イーグルスは5回途中から登板の朝井投手が9回もマウンドに上がりますが、先頭の細川選手に7号ソロが出てライオンズが勝ち越します。さらに福盛投手も打込まれ、この回ライオンズは計4点を勝ち越します。
 その裏、イーグルスも憲史選手の適時三塁打と関川選手の適時内野安打で2点を返して涌井投手を降板さえますが、グラマン投手に抑えられ、ライオンズが6対4で勝っています。観客数は1万8百人ほどでした。

 甲子園のタイガース対読売は下柳投手と金刃投手が先発。タイガースは3回に四球で2死1塁とすると、鳥谷選手のチーム初安打が適時二塁打となり、先制します。さらに続く金本選手が21号2ランを放ち、3対0とします。直後に犠飛で1点を返されますが、5回には林選手に適時二塁打が出て、タイガースが5対1とリードを広げます。
 肩痛でウイリアムス投手が登録抹消という事もあり、ここで二番手には橋本健投手が登板。ところが、2球投げたところで腰を痛めて降板します。しかしここで緊急登板したダーウィン投手が1イニングを無失点に。7回から登板の久保田投手は小関選手に1号2ランを打たれて2点差となりますが、8回は2死まで抑えます。そして藤川投手が四人を完璧に抑え、タイガースが5対3で勝利。借金3でオールスター前を折り返しています。観客数は4万7千5百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対スワローズは小笠原投手とグライシンガー投手が先発。現在、勝星と防御率でリーグ1位のグライシンガー投手に対し、初回にドラゴンズがウッズ選手の犠飛で先制。4回にスワローズが追いつきますが、その裏、ウッズ選手の24号ソロでドラゴンズが勝ち越し、さらに中村紀選手にも適時打が出ます。
 さらに1点差に迫られた6回にはウッズ選手が2打席連続の25号。その後もドラゴンズが着実に得点を重ねて8対2で快勝。首位折り返しでオールスターを迎える事となりました。観客数は3万2千2百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対カープは三浦投手と青木高投手が先発。ともに安打は出るものの得点は入らず、7回まで0対0という展開となります。そして迎えた8回裏、三試合連続完封がかかった三浦投手にベイスターズは代打。まあ、中四日でここまで121球ですから仕方ないかもしれません。その代打の鈴木尚選手は倒れたものの、2死二塁から3連打でベイスターズが一気に3点を先制します。
 そして9回はクルーン投手が抑え、ベイスターズが3対0で勝利。三浦投手は31イニング連続無失点で8勝目を挙げています。青木投手は7回まで無失点の好投でしたが、援護なく、またもや2勝目はなりませんでした。ベイスターズは貯金後で、首位に2.5ゲーム差の3位でオールスターを迎える形となっています。観客数は1万2千人ほどでした。

2007年07月18日 23:41