2007年07月16日

小林宏投手の粘投と効率的な攻撃で連敗止める

[ 野球 ]

 マリンスタジアムで行われたマリーンズ対合併球団戦を観戦に行きました。土日と流れた事もあり、今日は早い時間からかなりの客の入り。試合前に昼食を買うのに、最近愛用しているカレー屋はほぼ売り切れ状態の上に長蛇の列なのであきらめ、無難な売店にしたものの、それでもかなり並ばされました。
 先発は小林宏之投手と川越投手。小林宏投手は二日連続で先発が流れてのスライドです。もっとも、天候的に最初から土日の実施は難しく、中止も早々と決まっていたので、あまりスライドの影響はなかったでしょう。打順のほうは、五番までが標準で、六番にオーティズ選手が二塁で、七番にはベニー選手が左翼で入り、指名打者は大松選手、九番三塁は青野選手でした。
 今季9イニングあたりの与四球が1.6という制球力を誇る小林宏投手ですが、立ち上がり、いきなり村松選手に四球を出します。さらに続く阿部真選手の犠飛が小飛球になりますが、取り切れずに犠打成功。そしてラロッカ選手に死球を当てた後、ローズ選手に先制の適時打を喫します。

 一方、川越投手の前に、初回を三人で終え、続く二回も簡単に2死を取られます。しかしここでオーティズ選手が移籍後マリン初となる2号ソロをバックスクリーンに叩き込み、マリーンズが追いつきます。
 小林宏投手は、2回以降も、6回まで毎回安打されます。うち3回は先頭打者による安打で、何度も得点圏まで走者を進めますが、そこからは抑え、2点目は与えません。
 一方、打線は川越投手をなかなか捕らえられません。3回に先頭の大松選手が安打して青野選手の犠打で進むも、1・2番が倒れ、5回には1死からベニー選手の安打と大松選手の四球で1・2塁と初めて二人の走者を出しますが、先ほどは犠打を決めた青野選手が止めたバットに球が当たったような三塁ゴロで併殺を喫します。
 そして迎えた7回、先頭の大引選手の一塁のボテボテのゴロを福浦選手が弾いて出塁を許します。さらに犠打と四球で1・2塁とし、阿部真選手は三振に打ち取ったものの、ラロッカ選手を歩かせ、満塁にしてしまいます。ここで打席は初回に先制打を喫し、ここ2試合連続で決勝点を挙げていたローズ選手。しかし、2-1と追い込み、最後も空振りの三振。この危機を凌ぎます。
 これで流れが変わったのか、続く7回裏、先頭のサブロー選手の打球が左翼席に入り、約1ヶ月ぶりの6号ソロになりました。これで勝ち越すと、続く里崎選手の当たりを川越投手は足で止めようとするも、弾んで内野安打に。そしてオーティズ選手が四球を選んだところで交代となります。二番手の金子投手に対し、ベニー選手が三振した後、大松選手の右翼への飛球は惜しくも捕られますが、里崎選手がタッチアップで三塁に進みます。ここでマリーンズが左のワトソン選手を代打に送ると、合併球団は左の吉田投手に交代。すると代打の代打に堀選手が登場します。すると吉田投手の変化球が抜けて堀選手の背中に当たり、満塁となります。
 ここで合併球団は今季希望枠入団でプロ初登板となる小松投手を起用。しかし、そのプロ初球をTSUYOSHI選手が右前に弾き返し、2点適時打になります。さらに8打席連続凡退だった早川選手も適時打を放ち、この回一挙4点。一気に試合の流れをつかみました。
 小林宏投手は8回も続投し、1死から二塁打されるものの連続三振で抑えます。そして9回は簡単に2死を取り、これで本日初の三者凡退かと思いきや、そこから連打で1・3塁に。しかし最後はローズ選手にいい当たりをされるものの、サブロー選手が好捕し、試合終了。5対1でマリーンズが勝ち、連敗を3で止めました。
 小林宏投手は9安打4四死球で毎回走者を出しながらも、要所を抑えて今季2度目の完投(ちなみに前回は7回コールド。また、9回を投げきったものの延長になった試合2つあり)で約1ヶ月ぶりの9勝目を挙げています。観客数は2万8千7百人ほどでした。
 ヒーローインタビューは小林宏投手とサブロー選手。また、試合後の球場正面ステージにはオーティズ選手が登場していました。

 今日は千葉以外は全てナイター。札幌のファイターズ対ホークスは和田投手とグリン投手が先発。初回に1点ずつ取り合い、その後ともに好機は作りながら点は取れずに6回に。ここで1死から初回に先制打の松中選手の安打を足がかりに、柴原選手の二塁打で走者をためると、ブキャナン選手に2点適時打が出てホークスが勝ち越し、さらに7回には多村選手の適時二塁打で追加点を挙げます。
 和田投手は6安打2四球ながら初回の1点に抑えて完投で8勝目。一方のグリン投手の連勝は7で止まっています。観客数は3万2千1百人ほどでした。

 仙台のイーグルス対ライオンズは田中投手と西口投手が先発。初回にライオンズが先制するも、その裏、フェルナンデス選手に11号2ランが出てイーグルスが逆転します。そのまま1点差で迎えた7回、田中投手は2死を取りますが、そこから中村選手に4号ソロを喫して追いつかれます。
 続く8回、2死1塁からGG佐藤選手が盗塁を決めると、和田選手に適時打が出てライオンズが勝ち越し。さらに中村選手も適時打を放って4対2となります。
 イーグルスも9回にグラマン投手から先頭の礒部選手が安打して一発同点の好機を作りますが、フェルナンデス選手が三振して、山崎武選手が併殺で試合終了。田中投手に約1ヶ月ぶりの黒星がついています。観客数は1万4千4百人ほどでした。

 名古屋のドラゴンズ対スワローズは山井投手と川島投手が先発。スワローズが初回にいきなり無死満塁とし、ガイエル選手の犠飛で先制。しかし初回はその1点止まりで、2回にも1死満塁とするも追加点を挙げられません。
 するとドラゴンズがその裏、中村紀選手の適時打で追いつき、直後にスワローズが勝ち越したものの、4回裏に今度は中村紀選手に12号2ランが出て、ついに逆転します。
 そのまま1点差で進んだ9回表、ドラゴンズは当然ながら岩瀬投手を投入。しかし1死から連打で1・3塁とされると、宮出選手の内野ゴロで同点に。さらにそこから何と4連打で3点を取って勝ち越し、岩瀬投手をKO。さらにもう1点を追加し、一挙5点を挙げます。
 その裏、ドラゴンズも2点を返すものの、7対5でスワローズが大逆転勝ちしています。観客数は3万5千9百人ほどでした。

 横浜のベイスターズ対カープは寺原投手と佐々岡投手が先発。初回、仁志選手の先頭打者本塁打で先制したベイスターズが、さらに佐伯選手の適時打で1点を追加します。さらに3・4回に追加点を挙げ、5回には今季初登板の小島投手を打込んで前半で8点を取ります。
 一方、寺原投手は7回を8安打3四球ながら2失点。ベイスターズが8対2で勝って貯金を5にしています。ヒーローインタビューは寺原投手と4安打3打点の佐伯選手。その佐伯選手は、「お帰りの際はホームで白線の内側を歩いて」などと駅のアナウンスみたいな事を言っていました。試合終了後に異常な混雑を見せるJR関内駅から何か頼まれたのでしょうか。観客数は1万5千1百人ほどでした。
 甲子園のタイガース対読売は福原投手と内海投手の先発でタイガースが負けたようです。観客数は4万8千5百人ほどでした。

2007年07月16日 22:10