2007年07月10日

成瀬投手の完封とオーティズ選手の満塁弾で連敗脱出

[ 野球 ]

 所沢のライオンズ対マリーンズは西口投手と成瀬投手が先発。今日もベニー選手は欠場。また、オーティズ選手が初めて守備につき七番二塁に。また、六番左翼手大松選手、八番指名打者ワトソン選手で、九番には二試合連続三塁スタメンとなる塀内選手が入りました。また、今日からライオンズは夏のユニフォームという事で、黄金時代のビジターユニフォームを着用しました。見ていると、和田選手の背中を見てもつい、「辻発彦選手?」などと思ってしまいます。
 マリーンズは初回に安打・併殺・安打で無得点、2回は無死1・2塁から無得点と、前の試合から続いたような効率の悪い攻撃を見せます。
 一方、ここ2試合で計2失点ながら、援護がなく白星のついてない成瀬投手ですが、対ライオンズ今季3戦3勝と相性のよさもあり、3回までを2四球のみの無失点に抑えます。

 0対0で迎えた4回、この回先頭の福浦選手が安打を放つと、1死から里崎選手が二塁打を放ち、続く大松選手が歩いて満塁となります。ここで打席には移籍後2試合で3安打ながら長打はまだないオーティズ選手。しかしここは真ん中低めの球を左翼席に運び、移籍後1号が貴重な満塁本塁打に。マリーンズが4点を先制します。さらに2死後に塀内選手が安打して盗塁を決めると、TSUYOSHI選手に適時打が出て、さらに1点を加えます。
 成瀬投手は4回2死から初安打され、続く5回も1死から二塁打されますが、いずれも得点は許しません。
 すると6回、2死無走者からワトソン選手がポテン安打を放つと、塀内選手が二塁打で好機を広げ、TSUYOSHI選手に2打席連続となる2点適時打が出て7対0と大差になりました。
 成瀬投手は大差がついても、相変らずの好投。8回に自らの失策と安打で初めて走者を二人出しますが、ここも0点に。そして9回も先頭打者に死球を当てたものの、4番以下を三人で抑え、3安打3四死球で今季2度目の完封。7勝目を挙げると同時に、杉内投手を抜いて防御率1位となっています。7対0で快勝したマリーンズは連敗を3で止めました。観客数は1万2百人ほどでした。

 福岡のホークス対イーグルスは斉藤和投手と田中投手が先発。久々の登板となった斉藤投手ですが、3回に高須選手に不運な適時打を打たれて先制を許します。その裏、ホークスも大村選手の適時打で追いつきますが、直後の4回にリック選手の3号ソロですぐさま勝ち越され、5回にも1失点。結局5回を7安打1四球3失点と、本来の投球にはほど遠い内容でした。
 対する田中投手は3回こそ3安打で失点したものの、5回まで3安打のみ。6・7回は先頭打者に安打されるもののいずれも併殺で切り抜けます。
 8回に先頭打者に安打されて田中投手は降板しますが、続く渡辺恒投手が代打の田上選手を併殺に打ち取り、結局三人で終えます。
 そして9回、渡辺恒投手が先頭の川崎選手に安打されると、三番手の小倉投手が登板。多村選手を打ち取ると、今度は河本投手が登板と、イーグルスは「一人一殺」で逃げ切りをはかります。そして河本投手が松中選手を歩かせると、福盛投手が登板。小久保選手を歩かせて1死満塁としますが、今季サヨナラ本塁打2本の柴原選手は止めたバットにボールが当たって内野ゴロに。続く代打明石選手の打席で暴投があって1点差となりますが、最後は抑え、3対2でイーグルスが逃げ切りました。田中投手はこれで7勝目。うち4勝がホークス戦。また、今季5度目の「連敗ストッパー」にもなっています。観客数は3万5千1百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対合併球団は武田勝投手と川越投手が先発。同点で迎えた6回裏に、無死満塁から鶴岡選手のスクイズで勝ち越したファイターズが稲田選手の適時二塁打で2点差とします。
 以下、江尻投手からの勝ちパターン継投かと思われた7回、1死2・3塁から村松選手の代打適時打で同点に。さらに代わった武田久投手からラロッカ選手が19号2ランを放ち、一挙4点を挙げた合併球団が逆転。8回には古巣相手に移籍後初登板となった萩原投手から1点を追加します。なお、ファイターズは続く9回には歌藤投手も古巣相手に移籍後初登板を果たしています。
 結局合併球団が7対4で勝って4連勝となっています。観客数は1万3千2百人ほどでした。

 東京ドームの読売対タイガースは内海投手と福原投手が先発。序盤の3回をともに九人で抑えるという投手戦の立ち上がりとなります。そして0対0で迎えた6回、先頭の矢野選手の2試合連続となる第2号ソロを放ち、タイガースが先制します。
 今季まだ1勝の福原投手ですが、今日は6回を3安打無四球無失点の好投。そして7回に金本選手の19号ソロで追加点を挙げると、その裏からいつもの継投に入ります。
 ところが7回はウイリアムス投手が7球で終えたものの、8回から登板の久保田投手がいきなり二塁打。そこから連続三振で二死を取ると、タイガースは前倒しで藤川投手を送ります。
 ところが、藤川投手は四球と適時打で1点を返され1点差へ。しかしなお続く2死1・2塁は、小笠原選手を打ち取ります。そして9回は三人で抑え、タイガースが2対1で勝っています。観客数は4万1千人ほどでした。

 神宮のスワローズ対カープは藤井投手と佐々岡投手が先発。4回まで毎回安打されながら0点に抑えてきた佐々岡投手でしたが、5回に早くも藤井投手に代打を送るスワローズの作戦が成功し、ラミレス選手の2試合連続となる11号3ランでスワローズが先制します。
 カープも6回に1点を返しましたが、スワローズは着実に追加点。6回から四人の投手で1点に抑え、5対1で勝って6連勝。逆にカープは6連敗となっています。観客数は1万人ほどでした。
 平塚のベイスターズ対ドラゴンズは寺原投手と朝倉投手が先発。2回に井上選手さらには朝倉投手の適時打で先制したドラゴンズが続く3回には森野選手の10号2ランで追加点を挙げ4対0に。朝倉投手は8回を5安打1四球で1失点。9回は岩瀬投手が抑え、4対1でドラゴンズが快勝しています。観客数は1万1千3百人ほどでした。

2007年07月10日 23:06