2007年05月22日

マリーンズ、三度目の正直で交流戦開幕勝利

[ 野球 ]

 今日から交流戦が始まりました。千葉のマリーンズ対ドラゴンズは成瀬投手と朝倉投手が先発。先週後半に欠場していた里崎選手とTSUYOSHI選手がスタメン復帰。それぞれ5番と1番に入り、久々に5月の「標準オーダー」となりました。
 成瀬投手は初回に1死から安打されますが、盗塁失敗もあって0点に抑えます。するとその裏、先頭のTSUYOSHI選手が安打すると、続く早川選手が右中間を抜く三塁打を放って早くも先制します。さらにサブロー選手が歩いた後、里崎選手の遊ゴロで併殺かと思いきや、荒木選手の送球がウッズ選手の足もとを抜け、その間に早川選手が生還して2点目を挙げます。

 さらに3回裏、マリーンズは先頭の早川選手が安打すると、続く福浦選手は右翼の金網最上部を直撃する二塁打を放ち、無死2・3塁に。そして1死後に里崎選手が適時打を放って3点目を挙げます。
 成瀬投手は2・3回は無安打に抑えますが、4回1死からウッズ選手に左翼席に19号ソロを打たれて1点を返されます。続く5回は三人で抑えたものの、6回に福留選手と森野選手の二塁打で1点差に迫られます。
 朝倉投手ははっきりしたボールが多く、マリーンズ打線は5回まで6安打5四死球と走者が出ますが、なかなか追加点を挙げられません。しかし、1点差に迫られた直後の6回裏、安打と四球などで2死1・3塁とし、福浦選手の適時打ですぐさま突き放します。
 成瀬投手は7回2死から安打され、6安打2四球3失点で降板。続く井端選手は荻野投手が抑えます。
 続く8回、ここから登板の薮田投手が先頭の藤井選手に二塁打され、内野ゴロと犠飛で生還されて再び1点差となります。しかしその裏、三番手の久本投手に対し、先頭のTSUYOSHI選手が四球を選び、犠打で進むと、福浦選手に猛打賞となる適時三塁打が出てまたもや即座に突き放します。さらに1死3塁から里崎選手がスクイズを試みますがこれはファウルに。その後、ズレータ選手が歩いて2死満塁となります。ここでベニー選手が右越えの走者一掃となる適時二塁打を放ち、この回計4点を追加、8対3と大差をつけ、9回は一昨日に続いて川崎投手が抑えました。これで3年目にして初の交流戦開幕戦勝利を達成。成瀬投手は5勝0敗となっています。観客数は1万9千4百人ほどでした。ドラゴンズ投手陣が10四死球という事もあり、試合時間は3時間46分でした。

 福岡のホークス対タイガースは杉内投手と福原投手が先発。タイガースは一軍に復帰した浜中選手がDHで出場しました。あと、今年の交流戦ユニフォームですが、一度発表写真を見ていたにも関わらず、一瞬「鷹の祭典?」などと思ってしまうような配色でした。
 試合のほうは2回に森本選手の適時打でホークスが先制。一方、交流戦と日本シリーズを通じて4連敗中の杉内投手に今日もタイガース打線は抑えられます。2回には2死2塁から矢野選手が右前打を放ちますが、アダム選手の好返球で本塁タッチアウトとなります。
 そのまま1対0で迎えた7回に福原選手が無死から連打されたところで降板。負けていながら久保田投手を投入しますが、本多選手に適時打を打たれて追加点を奪われます。
 9回にタイガースは今季ここまで自責点0の馬原投手から金本選手が12号ソロを放って2対1と迫りますが、後は抑えられ、そのままホークスが勝利。タイガースの連勝は3で止まりました。観客数は3万1千4百人ほどでした。

 札幌のファイターズ対読売はグリン投手と福田投手が先発。1回表にグリン投手は高橋由選手に先頭打者本塁打を打たれます。しかし、その後の2死満塁は凌ぎ、1点のみで抑えます。そして2回、先頭の小谷野選手が歩いて犠打で進むと、金子誠選手の適時打でファイターズが追いつき、さらに3回には再び先頭の田中賢選手が歩くと、稲葉選手の適時二塁打でファイターズが逆転します。
 読売は、5回に安打とボークなどで1死3塁としますが、ここで谷選手、さらにはブーイングに迎えられた小笠原選手が倒れ、ファイターズがリードを守ります。するとその裏、またもや先頭の田中賢選手が四球を選ぶと、盗塁の後にセギノール選手に適時打が出て、逆にファイターズが突き放します。
 グリン投手は8安打1四球ながら1失点。その後は武田勝投手とマイケル中村投手で抑え、3対1でファイターズが勝利。読売は、初回先頭打者本塁打の1点のみという、「究極のスミ1」でした。観客数は4万2百人ほどでした。
 盛岡のイーグルス対スワローズは永井投手と藤井投手が先発。2回にリック選手、さらには久々スタメン復帰のフェルナンデス選手の連打で好機を作ったイーグルスが牧田選手と渡辺直選手の適時打で3点を先制します。スワローズもソロ2本で1点差に迫りますが、直後の5回裏に藤井投手が安打を挟んで四球を二つ出して満塁に。ここで山崎武選手に犠飛が出て、イーグルスが1安打で追加点を挙げます。永井投手は7回までを5安打無四球で本塁打のみの2失点。以下は渡辺恒投手と福盛投手で抑え、イーグルスが4対2で勝っています。観客数は9千2百人ほどでした。
 大阪ドームの合併球団対カープはカーター投手と大竹投手が先発。カーター投手は本日から先発転向です。初回に2死からラロッカ選手が二塁打を放つと、ローズ選手の13号2ランで先制します。直後の2回表にカープは、移籍したばかりでスタメンDHとなった喜田選手の安打などもあって1死満塁としますが、得点できません。そして、4回には大西選手の適時打で合併球団追加点を挙げます。カーター投手は6回を6安打1四球ながら無失点。継投陣もカープ打線を抑えます。そして8回には2死二塁からローズ選手を敬遠しますが、2試合連続本塁打中の北川選手に適時三塁打が出るなど3点を追加。合併球団が6対0で勝っています。観客数は1万2千3百人ほどでした。
 所沢のライオンズ対ベイスターズは涌井投手と寺原投手が先発。立ち上がり、涌井投手は3四球と制球を乱してベイスターズが満塁の好機を貰いますが、得点できません。寺原投手は3回まで1安打で抑えますが、続く4回に3番からの打順で4連打されて2点を失います。ベイスターズも5回に1死2塁、6回に2死2・3塁の反撃機を作りますが、いずれも得点できません。8回に村田選手の9号ソロで連続無得点を26で止めますが反撃はそれだけ。2失点完投の寺原投手を援護できず、連敗を8に伸ばしています。観客数は1万2千4百人ほどでした。
 というわけで交流戦開幕はパリーグが全勝。したがって、両リーグとも順位の変動は一切ありませんでした。

2007年05月22日 23:49